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東日本レインズ『首都圏不動産流通市場の動向(2013年)発表』


公益財団法人東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は、1月21日、首都圏における2013年(2013年1月~12月)の不動産流通市場の動向を発表した。

それによると、中古マンション成約件数は2年連続で過去最高、中古戸建住宅成約件数も2年連続上回って過去最高となった。また、新築戸建住宅成約件数は5年連続で前年を上回り、土地(100~200平米)成約件数も2年連続で前年を上回る結果となった。

【中古マンション概況】
●2013年における首都圏中古マンションの成約件数は36,432件(前年比16.0%増)。前年から大幅に増加して、2年連続で過去最高の件数となっている。都県・地域別に見ても、すべての都県・地域で増加となっている。
●成約物件の1平米当たり単価は首都圏平均で39.96万円(前年比4.7%上昇)で3年ぶりの上昇。すべての都県・地域で上昇している。
●成約物件の平均専有面積は64.79平米(前年比1.1%縮小)と、2年ぶりに縮小した。平均築年数は19.27年(前年18.97年)で、経年化が進んでいる。

【中古戸建住宅概況】
●2013年における首都圏中古戸建住宅の成約件数は12,245件(前年比6.9%増)で、2年連続で前年を上回り、2000年の12,098件を上回って、過去最高を更新している。都県・地域別に見ても、すべての都県・地域で前年を上回っている。
●成約物件価格は首都圏平均で2,921万円(前年比0.1%上昇)とほぼ横ばいだが、3年ぶりに上昇している。成約物件を価格帯別に見ると、3,000万円以上5,000万円未満の比率が拡大(26.2%→26.9%)している。
●成約物件の平均土地面積は149.70平米(前年比1.4%拡大)、建物面積は105.46平米(同0.3%縮小)となっている。平均築年数は20.16年(前年19.71年)で経年化が進み、初めて20年台となっている。

【新築戸建住宅概況】
●2013年における首都圏新築戸建住宅の成約件数は5,204件(前年比9.7%増)で、5年連続で前年を上回っている。都県・地域別を見ると、東京都多摩地域を除く都県・地域で増加となっている。
●成約物件価格は首都圏平均で3,416万円(前年比0.1%下落)と横ばいだが、6年連続で前年を下回っている。成約物件を価格帯別に見ると、2,000万円以上3,000万円未満の比率が拡大(32.7%→33.9%)、3,000万円以上5,000万円未満の比率が縮小(54.8%→52.8%)している。

【土地(100~200平米)概況】
●2013年における首都圏土地(100~200平米)の成約件数は5,461件(前年比0.2%増)で、横ばいだが2年連続で前年を上回っている。都県・地域別では、千葉県が前年を1割強上回っている。
●成約物件の1平米当たり単価は首都圏平均で19.82万円(前年比1.7%上昇)で、6年ぶりに前年を上回っている。都県・地域別では、埼玉・千葉両県を除く都県・地域で前年を上回っている。


ニュースリンク先
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/sf/sf_2013.pdf