Home > 住まいのニュース > 東京カンテイ『三大都市圏主要駅&主要エリアの“2012年新築マンションPER”(首都圏)』発表

東京カンテイ『三大都市圏主要駅&主要エリアの“2012年新築マンションPER”(首都圏)』発表


株式会社東京カンテイは、10月30日、三大都市圏主要駅と主要エリアの「2012年新築マンションPER(首都圏)」を発表した。
※マンションPERとは
分譲マンションの価格が、同じ駅勢圏の分譲マンション賃料の何年分に相当するか求めた値。マンションPER=マンション価格÷(月額賃料×12)

例えば、マンションPERが23.83であれば、その駅の新築マンション平均価格は駅勢圏賃料相場の23.83年分に相当する(=賃料換算で23.83年で回収できる)ということになる。

一般にマンションPERが低ければ収益性が高く、反対に高ければ収益性は低い。

2012年の新築マンションPERは首都圏平均で23.83と、前年から0.08ポイント僅かに上昇(悪化)した。新築マンションの平均価格(70平米換算)は4,749万円(前年比-1.4%)と下落したものの平均賃料(70平米換算)も167,465円(同-1.8%)と下落したため、収益力の改善傾向にブレーキが掛かった。ただし、水準自体は昨年並みを維持し、ほぼ横ばいで推移している。

■「八潮」「千住大橋」など準近郊~郊外駅の一部では価格調整によりPERランキングが上昇
マンションPERが最も低かった(収益性が高かった)駅は「明治神宮前」の14.66で、収益性は突出して高くなっているが、これは定期借地権物件の分譲による価格低下による(「日暮里」も同様)。ランキング上位には「八潮」「多摩境」など、分譲価格が2,000万円台~3,000万円台前半の準近郊~郊外に位置する駅が数多く登場しており、月額賃料が15万円未満でも安価な分譲価格によって良好な収益性を保ち、マンションPERが低く抑えられる状況が示されている。

■首都圏主要都市別マンションPER推移、さいたま市以外では23ポイント前後に収斂
新築マンションPERは分譲価格・月別賃料の水準がともに高い東京23区で低く(良好に)なっているが、2009年の19.77をピークに直近にかけては悪化しつつあり2012年は22.28となった。また、横浜市や川崎市、千葉市は概ね改善する傾向を示しており、2012年のマンションPERは東京23区と概ね同水準の23.00前後に収斂しつつある。

■首都圏属性別マンションPER、物件最高階に関しては階数増加に伴ってPERは低下傾向に
最寄駅からの所要時間では、駅から徒歩10分以内であれば22ポイント前後に収まっており、収益性を見る限りでは分譲価格と月額賃料の間で一定のバランスが取れている。徒歩11分以遠になると狭域立地の利便性が劣ることに起因してマンションの分譲価格よりも月額賃料の低下バイアスが強まり、結果的にマンションPERは上昇(悪化)する傾向を示している。


ニュースリンク先
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/73PER_shuto.pdf