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東京カンテイ『2012年9月度「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」』発表


株式会社東京カンテイ市場調査部は、2012年9月度『三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移』を発表した。

■9月の分譲マンション賃料三大都市圏・都府県
2012年9月の首都圏・分譲マンション賃料は、全域的に強含んだ影響で前月比+0.5%の2,479円/平米と再び上昇した。前年同月比は-3.8%で依然マイナスとなっているが、下落幅自体は縮小する傾向を示し始めている。都県別で見ると、東京都では+0.4%の2,900円/平米、神奈川県では+0.7%の2,042円/平米、埼玉県では+0.3%の1,604円/平米、千葉県では+0.5%の1,510円/平米と全てのエリアにおいて前月に引き続き上昇した。
近畿圏においても主要エリアが揃って上昇したことで、前月比+0.4%の1,686円/平米と反転上昇して連続下落は4ヵ月でストップした。大阪府では+0.2%の1,748円/平米と再び上昇したが、直近1年間においては低い賃料水準であることに変わりはない。兵庫県では+0.6%の1,640円/平米と前月に引き続き上昇した。
中部圏は前月比-0.5%の1,483円/平米、愛知県では-0.9%の1,498円/平米と再び下落したことで集計開始以来初めて1,500円/平米の大台を割り込んだ。前年同月比の変動幅は他の都市圏に比べて小さく、2011年下半期以降は概ね大底圏で安定推移している。

■9月の分譲マンション賃料三大都市圏・主要都市
首都圏の主要都市における分譲マンション賃料は、主に都心6区の強含みが影響して東京23区では前月比+0.2%の3,005円/平米と前月に引き続き小幅に上昇し、3ヵ月ぶりに3,000円/平米の大台を回復した。横浜市では+0.2%の2,167円/平米、さいたま市では平均築年数が19.1年→18.5年と若返ったものの+0.4%の1,769円/平米と、それぞれ連続でプラスとなったが小幅な上昇に留まっている。また、千葉市では-0.7%の1,463円/平米と3ヵ月連続で下落している。
近畿圏の主要都市では、大阪市で前月比+0.1%の1,932円/平米と僅かに上昇したが、直近1年間における最低値を更新した前月とさほど変化はなく、依然として低い賃料水準の状態となっている。神戸市では+1.2%の1,734円/平米と前月に引き続き上昇しており、2012年春頃の賃料水準まで回復してきている。
名古屋市では前月比-0.8%の1,581円/平米と再び下落した。直近における最低値(1,574円/平米)は上回っているものの、賃料水準自体は緩やかなに低下する傾向となっている。

■「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」について
●集計方法:賃料データは、東京カンテイのデータベースに登録された分譲マンションの“月額募集賃料”を行政区単位に集計・算出し、平米単価に換算して表記。
●集計対象:ファミリータイプのみ(専有面積30平米未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外)
●集計地域および直近3ヵ月の流通事例数
首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県):40,863件
近畿圏(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県):19,594件
中部圏(愛知県、岐阜県、三重県):2,703件


ニュースリンク先
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/T201209.pdf