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東京カンテイ『2012年8月度「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移」』発表


株式会社東京カンテイ 市場調査部は、2012年8月度「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移」を発表した。

2012年8月の首都圏中古マンション価格は、前月比-0.2%の2,818万円で8ヶ月連続の下落となった。都県別で見ると、東京都では横ばい(3,640万円)となったものの神奈川県(-0.1%、2,425万円)、埼玉県(-1.5%、1,806万円)ならびに千葉県(-0.5%、1,817万円)では下落が続いている。首都圏全域の前年同月比は他の都市圏に比べて下げ幅が大きく、下落基調が鮮明化しつつある。

近畿圏平均は前月比-0.5%の1,787万円と再び下落し、6月に記録した年初来の最低値を更新した。大阪府では-0.8%の1,813万円、兵庫県では-0.7%の1,806万円と主要エリアが揃って下落したことが圏域平均の弱含みの主な要因と見られる。

中部圏平均は前月比-1.0%の1,478万円、愛知県では-1.4%の1,501万円で、前月にはともに弱含みが一服しつつあった状況であったが、今月は再び下落した。

■8月の主要都市別・中古マンション価格
首都圏主要都市の価格は、東京23区では前月比+0.1%の3,926万円と小幅ながら反転上昇し、連続下落は18ヶ月でストップした。ただし、東京23区内の各エリアでは揃って下落していることから、依然として下落基調であることに変わりはない。他の主要都市で下落が続いているのは横浜市(-0.2%、2,560万円)のみで、千葉市(+0.6%、1,728万円)は4ヶ月連続下落から反転上昇している。今年に入ってからの主要都市における価格推移は東京23区と同様マイナス基調で推移している。
近畿圏主要都市の価格は、大阪市では前月比-0.8%の2,109万円と前月に引き続き下落した。神戸市でも-0.5%の1,878万円と連続下落しており、ともに緩やかな下落トレンドで推移している。
名古屋市では前月比-0.6%の1,724万円と3ヶ月連続で下落し、直近1年間における最低値の更新が続いている。

■8月の各都市圏中心部・中古マンション価格
都心6区では前月比-0.6%の5,120万円と6ヶ月連続で下落、周辺エリアでも小幅ながらマイナスとなっており、下落基調での推移に変わりはない。大阪市中心部では-0.4%の2,647万円と反転下落し、鈍化しつつあった上昇傾向は一服した。名古屋市中心部では-1.1%の1,959万円と再び下落し、直近では1,900万円台半ば~後半での推移が続いている。

■「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移」について
・集計方法:価格データは、東京カンテイのデータベースに登録された中古マンションの“売り希望価格”を行政区単位に集計・算出し、70平米に換算して表記。
・集計対象:ファミリータイプのみ(専有面積30平米未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外)
・集計地域および売事例数(2012年8月/2012年6月~2012年8月合計)
首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県):37,524件/114,433件
近畿圏(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県):12,839件/38,749件
中部圏(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県):5,330件/16,310件


詳細リンク先
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/c201208.pdf