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東京カンテイ『2012年6月「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」』発表


株式会社東京カンテイ市場調査部は、2012年6月度『三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移』を発表した。

■6月の分譲マンション賃料 三大都市圏・都府県
2012年6月の首都圏・分譲マンション賃料は、前月比-1.1%の2,462円/平米と6ヵ月連続下落、前年同月比も-5.2%と下げ幅が拡大している。都県別に見ても、東京都では-0.4%の2,904円/平米、神奈川県では-1.2%の2,018円/平米、埼玉県では-0.9%の1,587円/平米と、千葉県(+0.3%、1,522円/平米)を除くエリアでは引き続きマイナスとなっている。神奈川県は平均築年数が18.4年→19.0年に進んだ影響で弱含んでおり、直近1年間では平均築年数が最も進んでいる。
近畿圏では主要エリアが揃って下落したことで、前月比は-1.1%の1,690円/平米と引き続きマイナスとなっている。大阪府では-0.7%の1,753円/平米で直近1年間における最低値の更新が継続している。一方、兵庫県では神戸市で弱含みに転じた影響から-1.4%の1,636円/平米と下落している。
中部圏は前月比+0.7%の1,497円/平米、愛知県では+0.8%の1,514円/平米と、ともに今年2月以降続いてきた下落傾向にようやく歯止めが掛かった。

■6月の分譲マンション賃料 三大都市圏・主要都市
首都圏の主要都市における分譲マンション賃料は、東京23区では全域的に弱含んだことで前月比-0.3%の3,011円/平米となったが、都心部での底堅い動きは継続している。横浜市(-0.8%、2,162円/平米)やさいたま市(-0.5%、1,757円/平米)も下落したが、千葉市は平均築年数の若返りによって+0.8%の1,497円/平米と唯一の上昇となった。
近畿圏の主要都市では、大阪市で前月比-0.8%の1,938円/平米と引き続き下落したことで2012年の最低値を記録している。また、神戸市では平均築年数が18.3年→18.8年にやや進んだことにより-1.7%の1,738円/平米と一転して下落となった。
名古屋市は平均築年数が4月の水準まで若返ったことで、前月比+0.8%の1,588円/平米と再び上昇し、賃料も2ヵ月前とほぼ同水準まで戻している。2012年に入ってからの最低値の更新にも歯止めが掛かる結果となったが、直近1年間で見ると依然として低い水準であることには変わりはない。

■「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」について
●集計方法:賃料データは、東京カンテイのデータベースに登録された分譲マンションの“月額募集賃料”を行政区単位に集計・算出し、平米単価に換算して表記。
●集計対象:ファミリータイプのみ(専有面積30平米未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外)
●集計地域および直近3ヵ月の流通事例数
首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県):41,875件
近畿圏(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県):19,061件
中部圏(愛知県、岐阜県、三重県):2,768件


ニュースリンク先
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/T201206.pdf

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