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東京カンテイ『2012年8月度「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」』発表


株式会社東京カンテイ市場調査部は、2012年8月度『三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移』を発表した。

■8月の分譲マンション賃料 三大都市圏・都府県
2012年8月の首都圏・分譲マンション賃料は、前月比-0.1%の2,467円/平米で連続下落に歯止めが掛かった前月からごく僅かに下落した。都県別で見ると、東京都では概ね横ばいの2,889円/平米で連続下落が一服、神奈川県では+1.1%の2,027円/平米と反転上昇、埼玉県では+0.2%の1,600円/平米と前月に引き続き上昇した。一方、千葉県では-0.7%の1,503円/平米と首都圏では唯一先月に引き続き下落した。
近畿圏は前月比-0.2%の1,680円/平米と4ヶ月連続で下落、トレンドとしては5月を境に安定推移から下落基調に変化している。大阪府では-0.9%の1,744円/平米と再び下落し、6月に記録した直近1年間における最低値を更新した。兵庫県では+0.6%の1,630円/平米と上昇したものの賃料自体は依然として低い水準で推移している。
中部圏は前月比+0.1%の1,491円/平米、愛知県では+0.4%の1,512円/平米と再び上昇した。
ともに上昇と下落を繰り返してはいるが、2011年下半期以降は概ね大底圏で安定推移している。

■8月の分譲マンション賃料 三大都市圏・主要都市
首都圏の主要都市における分譲マンション賃料は、東京23区で全域的に微騰した影響を受けて前月比+0.1%の2,998円/平米と小幅に上昇し、連続下落に歯止めが掛かった。都心6区でも底堅い推移が続いている。しかしながら、3,000円/平米の大台回復には至っていない。横浜市(+1.4%、2,163円/平米)や、さいたま市(+0.7%、1,762円/平米)でも反転上昇したが、千葉市では平均築年数が21.4年→22.5年と進んだことで-0.5%の1,473円/平米と引き続き下落している。
近畿圏の主要都市では、大阪市で前月比-0.4%の1,931円/平米で2011年11月に記録した直近1年間における最低値を更新した。また、神戸市では+0.4%の1,713円/平米と上昇したが前月と同様に賃料水準が低い状態は続いている。
名古屋市では前月比+0.4%の1,594円/平米と再び上昇し、今年はじめと同程度の賃料水準まで戻している。

■「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」について
●集計方法:賃料データは、東京カンテイのデータベースに登録された分譲マンションの“月額募集賃料”を行政区単位に集計・算出し、平米単価に換算して表記。
●集計対象:ファミリータイプのみ(専有面積30平米未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外)
●集計地域および直近3ヵ月の流通事例数
首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県):42,910件
近畿圏(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県):19,713件
中部圏(愛知県、岐阜県、三重県):2,731件


ニュースリンク先
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/T201208.pdf