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東京カンテイ『~近畿圏・中部圏は揃って下落~2012年7月「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」』発表


株式会社東京カンテイ市場調査部は、2012年7月度『三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移』を発表した。

■7月の分譲マンション賃料 三大都市圏・都府県
2012年7月の首都圏・分譲マンション賃料は、前月比+0.3%の2,469円/平米で今年に入ってからの連続下落に歯止めが掛かったものの、前年同月比や賃料推移から判断すると底打ちしたとは言い難い。都県別で見ると、東京都では-0.6%の2,888円/平米、神奈川県では-0.6%の2,005円/平米と引き続き緩やかに下落、前月上昇した千葉県でも-0.6%の1,513円/平米と再びマイナスとなった。一方、埼玉県では+0.6%の1,597円/平米と反転上昇し連続下落も3ヵ月でストップしている。
近畿圏は前月比-0.4%の1,684円/平米と3ヵ月連続で下落、前年同月比の下落率も直近にかけて拡大しており、下落傾向が鮮明化しつつある。大阪府では+0.4%の1,760円/平米と上昇したことで最低価格を更新するような下落状況は一段落した。兵庫県では-1.0%の1,620円/平米と前月に引き続き下落している。
中部圏は前月比-0.5%の1,489円/平米、愛知県では-0.5%の1,506円/平米で、前月には今年2月以降続いていた下落傾向に歯止めが掛かっていたが、今月は再び弱含みとなった。

■7月の分譲マンション賃料 三大都市圏・主要都市
首都圏の主要都市における分譲マンション賃料は、東京23区では都心6区平均で3,500円/平米の水準を堅持しているものの全域的に横ばい~弱含みで推移したことで前月比-0.5%の2,995円/平米と下落し、2005年11月以降維持してきた3,000円/平米を下回った。
横浜市(-1.3%、2,134円/平米)やさいたま市(-0.4%、1,750円/平米)では引き続き下落、前月に平均築年数の若返りで唯一上昇していた千葉市でも-1.1%の1,480円/平米と再び下落している。
近畿圏の主要都市では、大阪市で2012年の最低値を記録した前月から横ばいに推移し1,938円/平米、また神戸市では前月に引き続き平均築年数がやや進んだことにより-1.8%の1,706円/平米となった。
名古屋市では前月比-0.1%の1,587円/平米と小幅な下落に留まっているが、直近1年間ので見ると依然として低い水準で推移している。

■「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」について
●集計方法:賃料データは、東京カンテイのデータベースに登録された分譲マンションの“月額募集賃料”を行政区単位に集計・算出し、平米単価に換算して表記。
●集計対象:ファミリータイプのみ(専有面積30平米未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外)
●集計地域および直近3ヵ月の流通事例数
首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県):42,974件
近畿圏(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県):19,494件
中部圏(愛知県、岐阜県、三重県):2,724件


ニュースリンク先
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/T201207.pdf