不動産経済研究所『首都圏と近畿圏のマンション市場動向(年間)発表』
株式会社不動産経済研究所は、1月22日、2013年度(2013年1月~12月)年間の首都圏と近畿圏の「マンション市場動向」を発表した。
■2013年首都圏の概要(一部抜粋)
(1)首都圏における2013年年間(1~12月)の新規供給戸数は5万6,476戸。対前年(4万5,602戸)比23.8%(1万874戸)の増加である。
(2)首都圏の都県別供給戸数は東京都区部2万8,338戸(シェア50.2%)、東京都下4,436戸(7.9%)、神奈川県1万1,805戸(20.9%)、埼玉県6,617戸(11.7%)、千葉県5,280戸(9.3%)である。東京都区部46.1%増、都下8.8%減、神奈川県4.8%増、埼玉県13.5%増、千葉県24.2%増。
(3)2013年の分譲価格は首都圏平均で4,929万円。2012年の平均価格4,540万円に比べて389万円・8.6%のアップであった。
(4)平米単価は首都圏平均69.7万円で3年ぶりの上昇。都区部86.5万円、都下58.0万円、神奈川県57.4万円、埼玉県51.2万円、千葉県47.5万円。上昇したのは都区部、埼玉県、千葉県。下落は神奈川県で、都下は同値であった。上昇率が最も大きかったのは平均価格と同様に都区部である。
(5)売れ行きは、2013年の初月契約率の平均が79.5%であり、2012年の76.3%を3.2ポイント上回っている。上期78.8%、下期80.0%。
(6)販売在庫数は12月末現在で5,090戸。2012年末の5,347戸に比べて257戸の減少。2年連続減少した。
(7)2013年年間の即日完売戸数は5,443戸(全体の9.6%)、フラット35登録物件は5万1,730戸(同91.6%)。
■2013年近畿圏の概要(一部抜粋)
(調査対象地域=大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県の2府4県)
(1)2013年の新規発売戸数は2万4,684戸。対前年(2万3,266戸)比1,418戸、6.1%の増加。
(2)2013年の地域別発売戸数は大阪市部8,576戸(全体比34.7%)、大阪府下6,345戸(同25.7%)、神戸市部2,993戸(同12.1%)、兵庫県下2,835戸(同11.5%)、京都市部2,153戸(同8.7%)、京都府下148戸(同0.6%)、滋賀県743戸(同3.0%)、奈良県723戸(同2.9%)、和歌山県168戸(同0.7%)。
(3)2013年の地域別増減率は大阪市部0.3%減、大阪府下0.9%減、神戸市部13.8%増、兵庫県下14.4%増、京都市部39.2%増、京都府下42.0%減、滋賀県13.4%増、奈良県11.1%増、和歌山県281.8%増。
(4)月間契約率の平均は79.6%、前年の76.9%に比べて2.7ポイントのアップ。上期は80.4%、下期は79.0%。
(5)2013年の1戸当たりの平均価格、平米単価は3,496万円、50.1万円である。2012年は3,438万円、49.1万円であったので、前年比総額では58万円(1.7%)のアップ、平米単価では1.0万円(2.0%)のアップである。
(6)2013年の地域別平均価格、1平米当たりの単価は以下のとおり。
大阪市部3,386万円、52.8万円、大阪府下3,394万円、45.9万円、神戸市部3,549万円、51.2万円、兵庫県下3,868万円、50.3万円、京都市部3,957万円、61.2万円、京都府下2,488万円、30.9万円、滋賀県3,041万円、39.8万円、奈良県3,546万円、45.3万円、和歌山県2,508万円、35.8万円。
(7)12月末現在の継続販売戸数は2,260戸で、’12年末現在の2,757戸に比べ497戸減少した。5年連続の減少となった。
ニュースリンク先
http://www.fudousankeizai.co.jp/Icm_Web/dtPDF/kisha/2013syuto.pdf(首都圏)
http://www.fudousankeizai.co.jp/Icm_Web/dtPDF/kisha/2013kinki.pdf(近畿圏)