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大和ハウス工業『~スマートハウス海外進出第一弾~シンガポールでHEMS事業』開始


大和ハウス工業株式会社が開発した、「ECHONET Lite(エコーネット ライト)」(※1)に対応した「D-HEMS」(※2)が、シンガポール共和国の大手不動産開発会社等(※3)が分譲する高級タワーマンション「ECHELON(エシェロン)」に採用された。

今後大和ハウス工業は、シンガポールの施設管理会社CBM(※4)と連携し、現地の生活スタイルに合わせたHEMSへのカスタマイズを行うとともに、「エシェロン」のマンションギャラリーに設置した「D-HEMS」を活用し、CBMが事業展開しているシンガポール共和国およびアジア各国を中心に販売を行う。
※1:2011年12月に経済産業省より推奨された日本国内でのHEMS構築のための標準通信規格。「ECHONET」は国際標準としても承認されている。(http://www.echonet.gr.jp
※2:大和ハウス工業スマートハウス向けに開発したHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)で、住宅内の消費電力を「見える化」する他、蓄電池等の家電・設備機器の制御にも対応。
※3:シンガポール共和国にて環境配慮型のマンションを推進するCity Developments Limited (CDL)と、JV(共同企業体)でHong Leong Holdings Limited、Hong Realty(Private) Limitedが分譲。

CDLは、不動産開発・投資、ホテル経営、施設管理等を展開し、300の子会社・関連会社を保有するシンガポール共和国の不動産開発会社のパイオニア。世界20カ国80地域で事業を展開。1963年創業。
※4:空調・設備機器の施工や保守管理、環境・エネルギー、警備サービス等も含めて、ワンストップで提供する施設管理会社。

■海外向け「D-HEMS」の概要
「D-HEMS」は、大和ハウス工業スマートハウスの共通基盤(プラットフォーム)を活用したアプリの一つで、「住宅API」(※6)や、国内の家電・設備機器の標準規格である「ECHONET(エコーネット)」にも対応したカスタマイズ性の高さが特長だ。
今回販売する海外向け「D-HEMS」では、新たに開発した、「ECHONET Lite」に対応したホームサーバーや、エネルギー計測装置(※7)、機器通信用アダプタ(※7)を大和ハウス工業が提供し、システムの設置や保守、顧客サポートはCBMが行う。また、操作盤として利用する「iPad」に搭載するアプリは、CBMが「D-HEMS」のコンセプトや「住宅API」の通信仕様に基づき、現地開発を行うなど、国際分業体制でシステムを提供する。
また、大和ハウス工業はエアコンや照明器具などを現地のニーズにあった製品から選択できるよう、「ECHONET Lite」の海外展開を日本の家電・設備機器メーカーに働きかける。
※6:住宅内の家電や設備機器を統合的にコントロールするアプリを開発するためのツール。
※7:東芝ライテック株式会社製。

■海外向け「D-HEMS」の特長
(1)電力情報の見える化
「iPad」を採用したことで、家の中でどこでも手軽に各部屋の電力の使用状況を確認(見える化)できる。また、各部屋の電力使用量を色の変化<青(電力使用量が少ない)~赤(電力使用量が多い)の5段階>でわかりやすく伝える。
(2)エアコンを一括制御
各部屋のエアコンを「iPad」で一括制御できる。「iPad」にリモコン画面が表示されるため、ON/OFFや温度・風速の設定、部屋温度等、動作状況の確認もできる。
(3)エネルギー情報履歴
家庭内のエネルギー情報履歴を収集する機能(※8)を設けており、各部屋や機器毎の消費電力の履歴を電力量や料金で確認できる。
※8:過去5年分のエネルギー情報履歴を蓄積可能。

【物件概要】
●名称:ECHELON(エシェロン) http://www.cdl.com.sg/echelon/
●所在地:Alexandra View(「MRT Redhill駅」徒歩数分)
●総戸数:508戸(内152戸のプレミアム物件に海外向け「D-HEMS」搭載)
●階数:43階
●専有面積:40平米~379平米
●販売価格:80万シンガポールドル(約5,600万円)~715万シンガポールドル(約5億円)
●販売開始:2012年12月28日
●着工予定:2013年1月
●竣工予定:2016年


ニュースリンク先
http://www.daiwahouse.co.jp/release/20130124175004.html