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東芝『~スマートホーム事業の取り組み加速~ECHONET Liteに対応したHEMS新製品』販売開始


東芝グループは、スマートコミュニティ事業の拡大にあたり、スマートホーム事業の取り組みを強化している。この度、東芝グループが提供するホームITシステム「フェミニティ」の新製品を開発した。業界で初めて「ECHONET Lite(注1)」対応機器として認定されたITアクセスポイントとエネルギー計測ユニットを6月11日から東芝ライテックより販売開始する。

新製品は、家庭内のエアコンや照明などの機器の制御や、家庭とネットワークの接続を実現するITアクセスポイント(BTR-4010AZ)と、家庭用分電盤に接続して電気、ガス(注2)、水(注2)の使用量を計測するエネルギー計測ユニット(HEM-EM31A-B1)である。住宅の電力使用量の「見える化」、遠隔制御などの機器制御を実現する。

従来の家電機器の電力使用量の見える化や遠隔制御等の機能に加え、太陽光発電と燃料電池のダブル発電の電力量の見える化に対応するとともに、ガス・水の使用量の見える化も可能にしている。さらに、電力使用量をより詳細に把握するために測定分岐回路の拡張もできる。また、ECHONET Liteに対応する全ての電気機器との接続が可能になる。

サービス内容においては、クラウド環境で家庭での使用エネルギーの見える化を提供しているフェミニティ倶楽部のコンテンツを刷新している。東京電力管内において、同社の「でんき予報」データを活用し、電力逼迫状況を住宅内の電力使用量とともに表示し、節電が必要な状況をよりわかりやすくユーザーにお知らせする。なお、本サービスは、他の地域においても順次、拡大する予定である。さらに、見える化の表示、操作をスマートフォンで順次対応していく予定である。

今回販売するITアクセスポイントとエネルギー計測ユニットを組合せた「HEMS Bパック01」(BTR12-B01)は、経済産業省の「平成23年度エネルギー管理システム導入促進事業(HEMS導入事業)」の補助金対象機器である。

今後も、東芝グループは太陽光発電・家庭用蓄電池・燃料電池などの新エネルギー機器と家電を効率的に制御するようHEMS関連技術の開発、製品化に取り組んでいく。

なお、本製品は、5月30日から6月1日に開催されるスマートグリッド展およびJECA FAIR2012(電設工業展)に出展する。

注1 ECHONET Liteについて
エコーネットコンソーシアムにて2011年7月に策定されたHEMS構築のための通信規格。家電機器、スマートメーター、太陽光発電システム等を含む約80種類以上の機器の制御を規定し、2011年2月、スマートコミュニティアライアンスの「スマートハウス標準化検討会」より、「公知な標準インターフェース」として推奨された。

注2 ガス、水の使用量計測について
パルス発信器付ガスメータ、パルス発信式流量計をそれぞれエネルギー計測ユニットへ接続する必要がある。


●新製品の主な特長

1. ITアクセスポイント
家庭内のECHONET LiteもしくはECHONET対応の家電機器とネットワークを構成し、インターネット経由でサーバに接続するためのECHONET Lite対応ネットワーク機器である。インターフェースは、有線LAN、Bluetooth無線に対応している。

2. エネルギー計測ユニット
家庭全体及び分岐回路毎の消費電力量や太陽光発電・燃料電池の発電電力量、ガス・水の使用量などの見える化を実現する。分岐は、最大30回路まで増設可能である。
ITアクセスポイントの通信は、無線方式を採用していますので、既築住宅にも導入可能である。


ニュースリンク先
http://www.tlt.co.jp/tlt/press_release/p120528/p120528.htm