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大和ハウス工業『スマートコミュニティ「ソーラーパネル輝く光が丘エコタウン創造事業」』優先交渉権者に選定


大和ハウス工業が今後開発する「光が丘エコタウン」は、神奈川県企業庁が「かながわスマートエネルギー構想」を推進するため、民間の事業者が持つ企画力や技術力等のノウハウを活用し、再生可能エネルギーの利用拡大と環境に配慮した新たな住環境を創造するべく開発するエコタウンとなる。

128区画全ての住戸に太陽光発電システムと家庭用リチウムイオン蓄電池、HEMS、EVコンセントを導入するとともに、環境配慮型商業施設の誘致や太陽光発電システムを搭載した集会所を建設する。「光が丘エコタウン」は、大和ハウス工業最大規模で初の住・商一体型のスマートコミュニティとなる。

【ポイント】
●大和ハウス工業初の住・商一体型のスマートコミュニティの開発(創エネ・省エネ・蓄エネ)
~全戸に太陽光発電システム・HEMS・家庭用リチウムイオン蓄電池・EVコンセントを導入~
大和ハウス工業では「光が丘エコタウン」において、128区画の全ての戸建住宅に太陽光発電システムとHEMS、家庭用リチウムイオン蓄電池、EV・PHV充電用コンセントを導入し、光熱費・CO2排出量を大幅に削減したスマートコミュニティを開発する。
全住戸で建築物総合環境性能評価システム「CASBEE戸建-新築」のSランク取得と、「長期優良住宅認定制度」の認定取得も予定している。
また、誘致予定の商業施設においても太陽光発電システムやBEMSの導入、壁面緑化などにより、環境負荷を低減させる店舗にする予定だ。

●高効率給湯器、LED照明など省エネ設備を標準採用(省エネ)
「光が丘エコタウン」では、全戸に高効率給湯器(エコジョーズ・エコキュート)やコージェネレーションシステム(エネファーム)の採用により、ライフサイクルコストを削減することができる。
各戸の照明(居室の主照明・玄関・廊下・トイレ・ウォークインクローゼット・台所等)には、LED照明を採用する。
また、一部住戸にはカーテンやブラインドによる遮熱に比べ、熱を室内に進入させにくい「遮熱スクリーン」を設置する。

●パッシブデザインによる省CO2対策(省エネ)
「光が丘エコタウン」では、太陽・風・水といった自然を最大限活かす工夫により、低炭素タウンを目指す。各戸には、エアコンなどの空調機になるべく頼らず、自然エネルギーを上手に利用できるパッシブデザインを採用した。住戸内へは縦スベリ窓などから風を取り込み、室内の温まった空気をトップライト(天窓)から排出させるなど、通風・排熱を促進させる設計提案を行う。
また、風環境を考慮し、街区のメイン道路を南北道路とした。これにより、夏の卓越風(南風)を街区内に取り込むことができる。
さらに、植栽や宅内の高木による緑陰、道路の保水性舗装材料の採用により、ヒートアイランド現象を抑制する。加えて、各戸の雨どいには雨水タンクを設置する。庭木の散水に利用することにより、水道代を抑えることができる。

●「景観協定」「緑地保全」「集会所建設」による街の美観維持とコミュニティ形成
「光が丘エコタウン」では、美しい街並みを維持・継承していくとともに、豊かなコミュニティの形成を目指すべく、新たに景観協定を締結する予定だ。あわせて、建物景観・照明景観・緑地維持のルールを取り決め、豊かな住環境の創造と保全に取り組む。
街区内の植栽については、既存樹木を保存・移殖することで、生物資源の保存を図るとともに、地域の生態系に配慮した緑化計画を行う。
また、街区内には周辺住民も利用できる集会所を建設し、地域コミュニティとの連携拠点として、イベントや子供会、ボランティア活動などに利用する予定だ。なお、集会所には急速充電設備を設置する予定だ。

●防犯・災害時への配慮
防犯面では、全戸でホームセキュリティを採用し、見通しの良いオープン外構などで住戸の防犯性を高める。さらに、街区内での犯罪抑止のため、外周道路からの進入箇所に防犯カメラを設置するとともに、LED照明の防犯灯(街路灯)を設置する。
加えて、夜間の外灯点灯については「街明かり協定」を景観協定の中に盛り込み、タウンセキュリティを高める。
防災面では、災害によりライフラインが一時的に断たれた場合に備えて、商業施設用地内に災害用マンホールトイレを用意する。また簡易雨水ろ過機を導入し、一時的に飲用可能な水を提供する予定だ。

●今後について
今後、大和ハウス工業は今月中に神奈川県と基本協定を締結する予定だ。本年10月頃、売買契約を締結し、神奈川県より土地の譲受、2013年春頃に販売を開始する予定だ。

【エコタウン事業の概要】
●事業名称:「ソーラーパネル輝く光が丘エコタウン創造事業」
●所在地:神奈川県相模原市中央区光が丘2丁目5209番3
●交通:JR横浜線「淵野辺駅」より神奈川中央交通バス「光が丘小学校前」まで約10分、バス停下車徒歩1分
●開発面積:34,869.48平米
●売主:大和ハウス工業株式会社
●施工:大和ハウス工業株式会社
●販売開始日:2013年春頃予定
●入居開始日:2014年冬頃予定
●総戸数:128戸
●販売価格:未定


ニュースリンク先
http://www.daiwahouse.co.jp/release/20120910163245.html