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アットホーム『2012年上半期 首都圏の新築戸建価格動向』発表


アットホーム株式会社は、このたび同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2012年上半期(1~6月)の首都圏の「新築戸建分譲住宅」の価格動向を発表した。

■登録価格・成約価格
登録価格の首都圏平均は1戸あたり3,173万円で、前年同期比1.9%下落した。全てのエリアで下落しており、特に千葉県の下落率の高さが目立っている。
また、成約価格の首都圏平均は1戸あたり3,181万円で、前年同期比0.5%下落した。千葉県と東京23区の下落率が高くなっているが、千葉県は東日本大震災の影響が尾を引いていること、一方、東京23区は低額物件の多い城東エリアでの成約が増加したことが大きな要因だ。
なお、東京23区以外では、横浜・川崎市で成約物件の平均価格が登録物件の平均価格を114万円も下回るなど、前年同期と同様、需給のズレが目立っている。

■価格帯別割合、前年同期比・前期比・登録比
成約の4割が2,000万円台の物件。23区では前年と一転、4,000万円以上の物件が減少した一方、2,000万円台の物件が大幅に増加し1割超に。
エリア別の売れ筋は、23区、都下、横浜・川崎市が3,000万円台。その他のエリアは2,000万円台で、千葉県では6割を超えている。

■平均面積および駅からの所要時間
敷地の平均成約面積は、前年同期比縮小。23区の縮小率は3.1%と最も大きく、価格下落の一因に。駅からの所要時間は、「徒歩20分超バス便」が31.7%で最も多く、埼玉県では前年同期比2.8ポイント上昇し40%を超える。ただ、首都圏全体では割合が低下。また駅近物件の割合も低下。千葉県では「5分以下」「10分以下」が大幅に減少。

■沿線別・市区別成約トップ5および平均価格
成約物件を沿線別に見ると、成約が最も多いのは東武東上線、次いで小田急小田原線となっており、前年同期に4位だった東武伊勢崎・大師線は圏外に後退した。
また市区別のトップは、東京23区=足立区、東京都下=八王子市、横浜・川崎市=港北区、神奈川県下=相模原市、埼玉県=さいたま市、千葉県=松戸市となり、都下と横浜・川崎市でトップが入れ替わった。
なお、横浜・川崎市と千葉県では、成約数と登録数のトップが異なっており需給のズレが目立つ。


ニュースリンク先
http://athome-inc.jp/pdf/market/12083101.pdf