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アットホーム『“子育て世帯の住まい探し”実態調査』結果発表


アットホーム株式会社は、1 都 3 県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住で、3~12 歳の子どもを持つ親 600 名を対象に、子育て世帯の住まい探しの実態調査を実施した。

本調査では、子育て視点での住まいの満足度について、持ち家が賃貸を約 20 ポイント上回っていることや、住居形態により子ども部屋の有無に大きな差があることなど、子育てと住まい選びのさまざまな関係が明らかになった。

【主な調査結果】
●子育て視点での住まいの満足度、持ち家が賃貸を約20ポイント上回る
子育ての視点での住まいの満足度は、「大変満足」と「やや満足」を合わせると74.2%に。持ち家と賃貸を比較したところ、19.7ポイントも持ち家の満足度が高い結果となった。
また、それぞれ理由を聞いてみると、「満足している理由」としては、「周辺環境や住まいの部屋数、構造などさまざまなことを吟味した」といった、子育てを考慮して多くの点に気を配った様子がうかがえた。一方、「満足していない理由」としては、「車の交通量が多い上に歩道が整備されていないので、子どもが危ない」、「治安が悪い」など周辺環境のマイナス面が大きく関わっていることが分かった。また、「満足していない」と回答した人の2割が「教育上の理由で引越しを考えたことがある」とも回答。子育ての観点で住まいの満足度を高めるには、周辺の教育施設も重要なポイントといえそうだ。

●子育て世帯が住まい選びで重視するのは、住居1位「日当たり・風通し」、環境1位「治安が良い」
子育てを考えて住まい選びをする際、重要だと思う条件を聞いたところ、「日当たり・風通しが良い」がダントツの1位だった。次いで「収納が多い」、「耐震性が高い」と続いている。男女別に見ると、「キッチンからリビングの様子が見渡せる」の項目で女性の回答率が男性の2倍以上に。炊事をしながらでも子どもの様子がうかがえるというのは、女性にとって安心できる大きなポイントなのかもしれない。
また、子育てを考えて住まい選びをする際、重視する住環境は、男女ともに「治安が良い」がダントツの1位だった。次いで、「スーパーなど買い物施設が近い」、「病院が近い」と続いている。

●子ども部屋の有無、持ち家が76.0%に対し、賃貸は31.0%と45ポイントの差が
「子育てを考えて重要だと思う住居の条件」において7位にランクインしている、「子ども部屋」。実際に、子ども部屋を持つ家庭は、53.5%という結果に。しか
し、住居形態別に見ると、持ち家は76.0%に上るのに対し、賃貸は31.0%に留まり、45ポイントもの大きな差が生じた。

●子育てにあたって、「実家の近くに住めば良かったと思ったことがある」45.9%
現在、実家の近くに住んでいない人で、「実家の近くに住めば良かったと思ったことがある」と回答した人は45.9%と半数近くに上った。男女別に見ると、女性の方が13.9ポイントも高い結果に。育児や家事で忙しい日々で、「近くに助けてくれる親がいてくれたら…」と考えることがあるのかもしれない。
また、子どもの人数別に見ると、「2人以上」で「実家の近くに住めば良かったと思ったことがある」と回答した人は53.1%と過半数を超えた。子どもが多くいる親ほど「実家に助けてもらいたい」と切実に思っているようだ。


ニュースリンク先
http://athome-inc.jp/pdf/questionnaire/12062501.pdf