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アットホーム『(2011年度)首都圏の居住用賃貸物件における「定期借家物件」の登録・成約状況』市場動向発表


不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役: 松村文衞)は、このたび、2011年度1年間の首都圏における「定期借家物件」(居住用賃貸)の登録・成約状況について発表した。

【2011 年度(2011 年 4 月~2012 年 3 月)の「定期借家成約物件」(居住用賃貸)の主な傾向 】
●定期借家物件成約数、前年比 0.3%減。減少率が最も大きいのは千葉県で 9.1%減。一方、埼玉県は 17.5%増に。
●居住用賃貸物件に占める割合は、3.2%。一戸建では 13.9%を占める。定期借家物件の成約の 43.2%が東京 23 区に所在。
● 「マンション」では低賃料帯の増加目立ち、平均成約賃料は前年度比 13.6%下落。
● 「礼金 0」の割合は、全種目で普通借家より定期借家の方が高い。 「アパート」は、礼金・敷金ともに「0 か月」が最多に。
【調査内容】
●定期借家物件数および居住用賃貸物件に占める割合
11 年度の定期借家物件成約数は 7,536 件、前年度比 0.3%減。減少率が最も大きいのは千葉県で 9.1%減。一方、埼玉県は 17.5%増に。居住用賃貸物件に占める割合は 3.2%。一戸建では 13.9%を占める。
●各エリアの首都圏に占める割合・種目別割合・新築割合
定期借家物件の成約の 43.2%が「東京 23 区」に所在。中でも「マンション」は23 区が54.8%を占めるが、前年度比では減少。
一方「アパート」は神奈川県が過半数、「一戸建」も神奈川県が最も多い。種目別割合では、「マンション」が 58.9%と最も多く、23 区では4分の3を占める。
神奈川県では「アパート」の割合が 4.2 ポイント増加し 44.7%と最多に。
●種目別・賃料帯別割合および平均賃料
定期借家物件の成約が最も多い賃料帯は「5~10 万円未満」で、
「マンション」の 47.5%、「アパート」の 71.3%を占める。「マンション」は低賃料帯の増加が目立ち、平均賃料は前年度比 13.6%下落。それでも、普通借家より 3.54 万円高い。
一戸建の最多賃料帯は「10~15 万円未満」で、平均は 13.94 万円に。
●所在地別平均賃料・面積
「マンション」「一戸建」は一部エリアを除き、定期借家の方が普通借家より平均賃料が高く面積も広い。東京 23 区の定期借家「マンション」の平均賃料は前年度比 14.3%下落したが、普通借家を 5.72 万円上回る。また、千葉県の「一戸建」の平均面積は定期借家の方が 20 ㎡以上広い。
●礼金・敷金の月数別割合
礼金は、「0 か月」の増加目立つ。特に「アパート」は前年度比 17.3 ポイント増の63.2%と最多に。「マンション」「一戸建」は、「1 か月」が最も多い。また、「0 か月」の割合は、全種目で普通借家より定期借家の方が高い。敷金でも、「アパート」の「0 か月」の増加顕著。
「マンション」は「1 か月」、「一戸建」は「2 か月」が最多。
●定期借家物件の平均像
2011 年度 1 年間に成約した定期借家物件の平均像は、
「マンション」 → 賃料 12.32 万円、面積 47.09 ㎡、契約期間 2.4 年。
「アパート」 → 賃料 5.94 万円、面積 33.15 ㎡、契約期間 2.0 年。
「一 戸 建」 → 賃料 13.94 万円、面積 93.50 ㎡、契約期間 3.3 年。
「マンション」、「一戸建」では、登録物件との平均賃料差が 2 万円を超えるなど、「アパート」より需給のギャップが大きい。


ニュースリンク先
http://athome-inc.jp/pdf/market/12061101.pdf