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大成建設ハウジング『災害時の住まいに関する意識調査』結果発表


大成建設ハウジング株式会社は、 2012年6月12日(火)~6月14日(木)の三日間で全国の20歳~69歳男女に、「災害時の住まいに関する意識調査」をテーマにしたインターネットリサーチを実施した。

【調査の背景】
昨年、東日本大震災により、家屋の倒壊や津波被害など想定をはるかに超える被害があった。東日本大震災発生から1年4か月が経ち、まだ記憶に新しい大地震への不安、地震への備えをどのように考えているのか意識調査を実施した。特に、東海・東南海・南海連動型地震への不安を抱える静岡県とそれ以外の都道府県とでどの様な意識差があるのか調査結果をまとめた。

【調査概要】
●調査の対象:全国の20歳~69歳の男女
●有効回答数:回答者1,575人のうち、「東日本大震災時に居住していた住居に不安を覚え、かつその住居に現在も居住している」と回答した839人から静岡県内300人、静岡県外300人、合計600人を抽出して集計。
●調査実施日:2012年6月12日(火)~6月14日(木)

【住まいに関する意識調査 設問一覧】
●Q1. 昨年は、東日本大震災など日本は未曾有の災害に見舞われました。あなたが、災害時に不安に思うことを上位3つまで教えてください。
「家族の安否」が1位、続いて「家屋の倒壊など自宅の被害」、「身の危険」という結果となった。
家族や自分の身の安全を守るという不安にはさまれる形で、住居の倒壊被害への不安が高くなっている。東日本大震災後は家族の絆が改めて見直されているように、家族の安全を守り、震災後も安心して生活できる基盤となるのは家の安全であるという意識が震災を経て改めて認識されているようだ。3位以下の項目に関しては、静岡県内と県外で多少の差が見られる。静岡県内のデータでは、津波や富士山の噴火が上位にあがっているなど、静岡県ならではの結果となっている。
●Q2. 現在のお住まいについて伺います。東日本大震災を受けて、現在お住まいの住宅に対して最も不安に感じた点を教えてください。
「家屋の倒壊」が静岡県内外どちらでも最も多い結果となった。2位以下では、静岡県内と県外とで差が表われ、沿岸部が多い静岡県では、津波被害を身近な不安として捉えていることがわかる。東日本大震災では、津波によって家屋にもたらされた被害が大きく、まだ東日本大震災の記憶が新しい調査結果であると言える。しかしながら阪神大震災時には火災による被害が最も大きく、地震によってもたらされる二次災害はその発生形態によって異なる。都市直下型地震・複合型災害への備えとして、地震による家屋の倒壊に耐える耐震性能・地震火災に耐える耐火性能・震災後も安心して住み続けられる耐久性能など総合的な家の強さが求められるのではないだろうか。
●Q3. あなたが住宅を購入する際に、重視する条件を3つまでお選びください。
「耐震性能」が最も多い結果となり、「価格」、「耐久性能」と続いている。経済性もさることながら、災害時に家族の安全を守り、長く住み続けることが出来るという、地震に対する備えとして住宅の基本性能に対する意識が高まっていることがうかがえる。

【調査結果概要】
回答者1,575人のうち、震災時に居住していた住居に不安を覚えたと回答した者は全国で59%にのぼり、地震に対する住居の不安を抱えていることがわかった。
中でも「家屋の倒壊」に対する不安が半数以上を占め、住宅の耐震性能に対する意識・関心が高いことがうかがわれる結果となった。


ニュースリンク先
http://www.housing-taisei.co.jp/index_zend.php/file/get/file_name/1345.pdf