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東京カンテイ『中古マンション70平米価格年別推移(年間版)発表』


株式会社東京カンテイは、1月22日、三大都市圏・主要都市別における中古マンション70平米価格年別推移(2013年・年間版)を発表した。

それによると、2013年の平均中古マンション価格は、首都圏と中部圏で下落率縮小、近畿圏は反転上昇する結果となった。

■東京23区・大阪市・名古屋市で揃って上昇 下落トレンドから明確に変化
(1)首都圏の2013年中古マンション平均価格は前年比-2.5%、72万円下落の2,791万円
2013年の中古価格は2,800万円を割り込み、2009年に記録したミニバブル後の最低値を下回ったが、2013年下期には上昇トレンドに変化し、下落率が縮小している。
(2)近畿圏は+0.4%の1,807万円で3年ぶりの上昇、中部圏は-0.6%の1,482万円
中部圏も首都圏同様に小幅な価格下落に留まった。近畿圏では2012年下期以降に大阪市中心部の価格が上昇トレンドで推移し、2013年は3年ぶりに上昇に転じた。
(3)東京都では前年比-0.5%、大阪府と愛知県以外の主要エリアでは下落続く
主要エリアの中古価格は2012年には揃って下落していた。2013年は大阪府と愛知県で反転上昇し、東京都のみ3年連続マイナスとなったが下落率は0.5%と小幅に留まった。

■2013年 主要都市別・中古マンション価格
(1)首都圏:東京23区では前年比+0.5%の3,995万円、4,000万円目前の価格水準に
東京23区は3年ぶりに上昇したが、2013年前半の価格が軟調で4,000万円台を回復するに至らなかった。さいたま市(+0.4%)も僅かに上昇したが、横浜市(-2.3%)や千葉市(-3.1%)では引き続き下落し、2011年を境に下落基調で推移している。
(2)近畿圏:大阪市では+1.7%、神戸市では-3.6%で価格差が拡大
大阪市は+1.7%の2,170万円で、2009年以降の下落傾向は一服した。一方、神戸市は2012年に掛けて緩やかに価格上昇してミニバブル期のピークを僅かに更新したが、2013年は-3.6%の1,811万円と下落し、大阪市との価格差が254万円→359万円に拡大した。
(3)中部圏:名古屋市では+0.3%の1,744万円、平均築年数が進むも連続下落は一服
2011年以降平均築年数が進んでいるものの、名古屋市中心部での市況回復に伴って、2013年は+0.3%と3年ぶりに上昇し、連続下落に歯止めが掛かった。


ニュースリンク先
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/c2013.pdf