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東京カンテイ『10月の中古マンション70平米価格月別推移を発表』


株式会社東京カンテイは、11月20日、2013年10月度「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移」を発表した。

集計方法は、東京カンテイのデータベースに登録された中古マンションの“売り希望価格”を行政区単位に集計・算出し、70平米に換算。集計対象は、ファミリータイプのみ(専有面積30平米未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外)。

2013年10月の首都圏中古マンション価格は、全域的な堅調推移を背景として前月比+1.1%の2,821万円と8ヵ月ぶりに2,800万円台を回復し、前年同月比もプラスに転じた。都県別で見ると、東京都(+0.6%、3,716万円)をはじめ、神奈川県(+0.7%、2,422万円)、埼玉県(+1.5%、1,853万円)、千葉県(+0.3%、1,787万円)で揃って上昇している。東京都は7ヵ月連続で上昇したことにより、2012年4月以来の3,700万円台となった。

近畿圏平均は前月比+0.2%の1,817万円と小幅ながら引き続き上昇した。大阪府では+0.1%の1,880万円と僅かに上昇、兵庫県では横ばいの1,774万円で4月以降続いていた下落傾向に歯止めが掛かった。中部圏平均は前月比-0.5%の1,470万円、愛知県では-1.1%の1,522万円と反転下落し、7月以来の連続上昇は一服した。

■10月の主要都市別・中古マンション価格
首都圏主要都市の中古マンション価格は、東京23区では都心や城南・城西エリアの価格上昇によって、前月比+0.6%の4,066万円と7ヵ月連続で上昇した。横浜市では+0.5%の2,543万円と再び上昇したが、さいたま市(-0.3%、2,153万円)や千葉市(-0.2%、1,690万円)では弱含んでおり、東京23区以外の主要都市では価格動向に違いが表れ始めていて、タイムラグが発生している可能性が考えられる。
近畿園主要都市の価格は、大阪市で横ばいの2,204万円となっており、市場動向に大きな変化は見られない。また、神戸市では-2.2%の1,758万円と引き続き下落しており、2012年春以降のマイナス基調が続いている。名古屋市では、中心部での価格下落が影響して-1.4%の1,736万円と再び下落したが、2012年下半期以降の上昇基調は依然として維持している。

■10月の各都市圏中心部・中古マンション価格
都心6区では前月比+1.0%の5,458万円と3ヵ月連続で上昇、城南・城西6区も+1.1%と再び上昇した。城北・城東11区は概ね横ばいで連続上昇は一服したが、依然として各エリアとも上昇基調で推移している。大阪市中心部では-0.4%の2,869万円と反転下落し、連続上昇も3ヵ月でストップしたが、基調自体はプラスを維持している。名古屋市中心部では-2.5%の2,026万円と引き続き下落し、8月に直近のピーク値(2,101万円)を記録して以降はやや価格水準を下げる展開となっている。


ニュースリンク先
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/c201310.pdf