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東京カンテイ『7月の中古マンション70平米価格月別推移を発表』


株式会社東京カンテイは、8月21日、2013年7月度「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移」を発表した。

2013年7月の首都圏中古マンション価格は、前月比-0.3%の2,763万円と僅かに下落し、直近は底値圏での推移が続いている。都県別で見ると、東京都は+0.2%の3,648万円で4ヵ月連続上昇、埼玉県もさいたま市が牽引して+1.5%の1,813万円と上昇した。一方、神奈川県や千葉県は下落しており、特に千葉県は前年同月比も下落幅が縮小しておらず、復調の兆しは見られない。

近畿圏平均は前月から横ばいの1,798万円で、4月以降の緩やかな下落基調に歯止めが掛かった。大阪府は+0.3%の1,842万円と5ヵ月ぶりに上昇し、兵庫県は-0.1%の1,787万円で4ヵ月連続下落となったが、下落幅は縮小傾向にある。

中部圏平均は前月比-0.4%の1,474万円とやや下落したが、愛知県は+0.3%の1,525万円と上昇し、2月に記録した年初以来の最高値(1,529万円)付近の水準まで戻している。

■7月の主要都市別・中古マンション価格
首都圏主要都市の価格は、東京23区では前月比+0.3%の3,985万円と4ヵ月連続上昇、さいたま市も+1.0%の2,137万円で連続上昇となった。横浜市は再び下落したが底値圏での推移となっている。また、千葉市は横ばいの1,690万円と連続下落は一服したが依然として下落基調は続いており、他の都市との価格差が広がっている。
近畿圏主要都市の価格は、大阪市では+0.8%の2,156万円と再び上昇し、前々月と同水準まで戻している。また、神戸市では-0.6%の1,804万円と4ヵ月連続のマイナスで、大阪市と比べても下落基調が鮮明である。名古屋市は-0.1%の1,732万円と引き続き下げたが、小幅な下落に留まっており、年初以来1,700万円台を上回る価格水準が維持されている。

■7月の各都市圏中心部・中古マンション価格
都心6区では前月比-0.3%の5,328万円と5ヵ月ぶりに下落した。対照的に他の都区部エリアは引き続き上昇しており、全般的には堅調な推移を維持している。大阪市中心部では+0.5%の2,784万円と反転上昇し、名古屋市中心部では平均築年数が21.7年→22.4年と進んだことで、-1.9%の2,048万円と下落したものの、当月と同じ水準の平均築年数であった4月の価格(2,008万円)を上回っており、安定基調に変化はない。


ニュースリンク先
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/c201307.pdf