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東京カンテイ『11月の中古マンション70平米価格月別推移を発表』


株式会社東京カンテイは、12月18日、2013年11月度「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平米価格月別推移」を発表した。

集計方法は、東京カンテイのデータベースに登録された中古マンションの“売り希望価格”を行政区単位に集計・算出し、70平米に換算。集計対象は、ファミリータイプのみ(専有面積30平米未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外)。

2013年11月の首都圏中古マンション価格は、前月比+0.1%の2,823万円と小幅ながら引き続き上昇した。都県別で見ると、東京都(-0.1%、3,712万円)や神奈川県(-0.1%、2,420万円)では弱含みに転じたが、埼玉県(+0.5%、1,863万円)や千葉県(+2.2%、1,827万円)ではともに上昇傾向が続いている。特に、千葉県では都心寄りの市川市や船橋市で今年の下半期以降は堅調に推移しており、県平均を押し上げる一因となっている。

近畿圏平均は前月比+0.1%の1,819万円と3ヵ月連続で上昇したものの、上げ幅は縮小傾向にある。大阪府では-0.3%の1,874万円と3ヵ月ぶりに下落したが、1,800万円台後半の水準を維持している。また、兵庫県では+0.5%の1,783万円と下落傾向に歯止めが掛かった前月から上昇した。

中部圏平均は前月比+0.8%の1,482万円、愛知県では+1.6%の1,546万円と、連続上昇が一服した前月からそれぞれ再び上昇し、前年同月比の上げ幅も拡大している。

■11月の主要都市別・中古マンション価格
首都圏主要都市の中古マンション価格は、東京23区では一部エリアで上げ幅の縮小や弱含む展開となったことで、前月比-0.1%の4,061万円となって連続上昇も7ヵ月でストップした。横浜市では-0.2%の2,537万円と再び下落、さいたま市(+0.5%、2,164万円)や千葉市(+3.0%、1,741万円)ではともにプラスとなった。中でも、千葉市では築年数が古い物件からの事例減少に伴って、市平均の上げ幅は比較的大きくなっている。
近畿園主要都市の価格は、大阪市で-0.1%の2,202万円となっており、9月以降は安定推移となっている。また、神戸市では+1.6%の1,787万円と下落傾向に歯止めが掛かったものの、依然として2012年春以降のマイナス基調からは脱し切れていない。名古屋市では、前月からの反動で+2.1%の1,772万円と再び上昇し、9月の価格水準も上回って今年の最高値を更新している。

■11月の各都市圏中心部・中古マンション価格
都心6区では前月比+0.2%の5,469万円と4ヵ月連続で上昇、城北・城西6区も+0.7%の3,207万円と上昇基調を維持した一方で、城南・城西6区は-0.3%の4,354万円と再び下落となった。大阪市中心部では平均築年数が進んだ影響で-0.9%の2,842万円と引き続き下落し、やや上値が重い状況となっている。名古屋市中心部では+0.7%の2,040万円と3ヵ月ぶりに上昇、平均築年数が同水準であった9月(2,077万円)の中古価格を下回っており、直近のピークである8月以降は価格上昇が伸び悩む展開となっている。


ニュースリンク先
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/c201311.pdf