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東京カンテイ『分譲マンション賃料月別推移(2013年8月)発表』


株式会社東京カンテイは、9月18日、2013年8月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。これは、東京カンテイのデータベースに登録された分譲マンションの“月額募集賃料”を行政区単位に集計・算出し、平米単価に換算して表記したもの。なお、集計対象はファミリータイプのみ(専有面積30平米未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外)。

■8月の分譲マンション賃料 三大都市圏・都府県
2013年8月の首都圏・分譲マンション賃料は、前月比+0.6%の2,549円/平米と再び上昇し、2013年に入って以降は2,500円台半ばの水準で安定推移している。都県別で見ると東京都(+0.1%、2,989円/平米)と埼玉県(+0.2%、1,626円/平米)は小幅に上昇し、平均築年数がやや若返った神奈川県は+1.1%の2,038円/平米と3ヵ月ぶりのプラス、千葉県は千葉市をはじめ主要行政区が強含んだ影響で+2.0%の1,564円/平米と引き続き上昇した。首都圏全域で軒並み上昇したのは2012年9月以来11か月ぶりのことである。
近畿圏は前月比+0.8%の1,824円/平米と3ヵ月連続で上昇し、4月以来1,800円を上回る水準での推移が続いている。大阪府では+0.7%の1,907円/平米と再び上昇し、1,900円台を回復した。兵庫県では-0.4%の1,685円/平米と4ヵ月連続で下落しており、4月の1,721円をピークに下落傾向が続いている。
中部圏は前月比-0.7%の1,515円/平米、愛知県では-0.6%の1,540円/平米と、ともに築浅事例の減少に伴って4ヵ月連続下落となった。

■8月の分譲マンション賃料 三大都市圏・主要都市
首都圏主要都市の分譲マンション賃料は、東京23区で前月からほぼ横ばいの3,096円/平米となっており、依然として高い水準を維持している。横浜市(+1.4%、2,160円/平米)や千葉市(+2.0%、1,507円/平米)では平均築年数が若返った影響で、4ヵ月ぶりに上昇に転じた。さいたま市は-0.7%の1,793円/平米と引き続き下落し、年初以来維持してきた1,800円台を割り込んだ。
近畿圏では、大阪市が前月比+0.7%の2,109円/平米と5ヵ月連続で上昇し、直近ではやや上値が重い状況となっていたが、2010年4月以来の2,100円台突破となった。神戸市では-0.2%の1,849円/平米と3ヵ月連続で下落した。賃料水準自体は下落傾向だが、同じ築年数だった1月の賃料を上回っており、実質的な賃料は高水準を維持している。
名古屋市では、前月比-0.6%の1,631円/平米と引き続き下落した。昨年末から賃料推移が築浅事例の増加で急激に上昇していたが、直近ではこれら築浅事例が減少し、賃料・平均築年数ともに2012年12月時点の水準と大差ない状況に落ち着きつつある。


ニュースリンク先
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/T201308.pdf