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積水ハウス『2012年度の年間植栽本数100万本を達成』


積水ハウス株式会社は、顧客と自然に対する思いを共有しながら推進している庭づくり・まちづくりにおいて、2012年度に初めて植栽本数年間100万本を達成したと発表した(2012年度実績101万本)。

積水ハウスは、エクステリア事業の売上高が年間500億円規模となる造園会社でもあり、その事業を支えるのが2001年から取り組んでいる「5本の樹」計画だ。これは、良い住まいは「家」と「庭」が一体となってはじめて実現できるとの考えのもと、田んぼや雑木林など人が手を入れることによって生態系の豊かさを維持する「里山」の仕組みを手本とした庭づくり・まちづくり提案だ。「5本の樹」は、「3本は鳥たちのために、2本は蝶たちのために」との思いを象徴的に込めたネーミングとなる。

日本列島を5つの気候風土に区分し、それぞれに適した自生種・在来種を中心に、顧客とともに庭に植栽することを提案。住宅地の緑を郊外の森や里山と結んで、生き物を支えるネットワークを形成し、拡大することで生態系保全に貢献している。同時に、自宅の庭で野鳥を身近に招き、四季の移ろいを感じることができ、子どもの情操教育にも生かす。

2011年に掲げた先進の技術(SMART)で快適で潤いのある暮らし(SLOW)を実現するブランドビジョン「SLOW&SMART」とも直接リンクしており、スマートコモンシティなどの分譲地やマンション、賃貸住宅「シャーメゾン」が複数棟連なる「シャーメゾンガーデンズ」などのまちづくりにおいても「5本の樹」計画を推進し、積極的に“まち”の緑量を確保している。

こうした取り組みを継続してきたことにより、取り組みを開始して11年で、植栽本数は累計913万本となった。2013年度は、年間植栽本数110万本(累計1,000万本突破)を目標に生物多様性の保全に向けた取り組みも積極的に推進していく考えだ。

【「5本の樹」計画の推進に向けた主な取り組み】
●庭木セレクトブックの制作・配本
「5本の樹」の樹種と生き物の関係などをカラーで紹介。2001年の発行以来、約15万冊を配本。●「5本の樹・野鳥ケータイ図鑑」サイトの運営(2007年から)
鳥や蝶、樹木の名前を知らなくても形や大きさ、色の特徴から検索可能。鳥の鳴き声の再生も可能。
●「みどりの専門家(グリーンエキスパート)」を専門研修で養成
積水ハウスグループ内でエクステリアの専門家を育成する研修を実施。社内資格「グリーンエキスパート」を認定。
●「いきもの調査」で効果を確認(2008年から)
「5本の樹」計画のまちづくりの前後で、生き物の数を調査。周辺環境との違い等から生物多様性貢献度を検証。


ニュースリンク先
http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/datail/__icsFiles/afieldfile/2013/05/15/20130515_2_1.pdf