Home > 住まいのニュース > 住友林業・シグマベース有限責任事業組合『「プレキャストコンクリートべた基礎工法」を共同開発』

住友林業・シグマベース有限責任事業組合『「プレキャストコンクリートべた基礎工法」を共同開発』


住友林業株式会社と、シグマベース有限責任事業組合(以下、シグマベースLLP)は、専用工場で製造管理された高品質な基礎梁を利用することで施工精度の向上を実現し、施工合理化や工期短縮にも利点がある新たな「プレキャストコンクリート(以下、PCa)べた基礎工法」を共同開発した。

シグマベースLLPは、會澤高圧コンクリート株式会社、前田製管株式会社、阪神工業株式会社、インフラテック株式会社の大手コンクリートメーカー4社が住宅基礎のプレキャスト化事業モデルの確立を目指し、2008年4月に設立した共同事業体となる。シグマベースLLPが持つコンクリート基礎梁のプレキャスト化に関するノウハウをベースに、住友林業の独自技術である基礎構造の設計手法や施工ノウハウを盛り込むことで、新たなPCaによるべた基礎工法へと改良している。

一般的な鉄筋コンクリート造べた基礎は、建設現場において鉄筋を配筋した後にコンクリートを打設してつくられる。これに対し本工法は、専用工場において基礎梁(以下、PCa基礎梁)を製造し、現場へ運搬して設置を行った後で基礎スラブを現場打設するハーフPCa工法を採用している。

今回の開発では、PCa基礎梁をシグマベースLLPの特許工法であるスライド方式のレールジョイントとジャッキボルト方式のレベル調整とすることで施工精度の確保を可能とし、基礎スラブを現場打設コンクリートとすることで現場施工の効率化を図った。また、PCa基礎梁相互や、PCa基礎梁と基礎スラブなどの接合部を強固に緊結することで、一体の鉄筋コンクリートべた基礎として一般財団法人日本建築センターの構造評定を取得している。

さらに住友林業独自の「最適基礎設計」を融合し、一邸ごとにプランに応じた基礎の構造計算を実施することで、PCa基礎梁や基礎スラブの最適な設計および部材の共通化・効率化が可能となる。これにより、PCaべた基礎工法では、従来の現場打設工法に比べ同等程度のコストに抑える一方で、基礎工事の工期を半分程度に短縮している。

住友林業は、基礎工法に「PCaべた基礎工法」を新たに加えたことで、プランや現場の施工条件などから最適な工法を顧客へ提案する。採用エリアについては、PCa基礎梁の供給体制が整った宮城県、福島県、兵庫県、岡山県から段階的に拡大していき、全国での標準採用を目指していく。またPCa基礎梁の生産管理と供給を担うシグマベースLLPは、住友林業のPCaべた基礎工法の採用エリア拡大に合わせ、順次生産体制を構築していく。


ニュースリンク先
http://sfc.jp/information/news/2013/2013-04-23.html