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積水化学工業『10kW超の太陽光発電システムを搭載する賃貸住宅新提案「BIGソーラー(ビッグソーラー)」』展開


積水化学工業株式会社 住宅カンパニーは、10kW超の太陽光発電システム(以下PV)を搭載する賃貸住宅の新提案『BIGソーラー』(ビッグソーラー)を7月24日(火)より全国(沖縄・積雪地域除く)で展開を開始した。7月からスタートした「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を活用して、大容量太陽光発電付き賃貸住宅の強化を図るものだ。

積水化学工業は1997年から戸建て住宅への太陽光発電搭載を進めてきたが、昨年末にその建設棟数は10万棟を超えた。賃貸住宅の分野においては3年前から差別化の一環として本格的に搭載を開始。積水化学工業の賃貸住宅の主力商品はフラット屋根のためPV搭載のスペースを確保しやすく(2011年度は平均8.4kWを搭載)、入居者にとっては光熱費削減、オーナーにとっては余剰電力の売電収入獲得といったメリットを提供できることが好評で、2011年度は採用率80%に迫っている。

【新提案「BIGソーラー」の特徴】
●10kW超のPVを搭載することで収益性拡大
(1)不動産収入に売電収入をプラスしたハイブリッド経営を提案。
(2)「全量買取」の魅力を引き出すよう屋根全面PV設置も可能に。
●余剰売電や複数プランの組み合わせも可能に
(1)余剰売電として入居者に配分(入居者光熱費大幅削減プラン)
(2)『BIGソーラー』ならオーナーと入居者に配分も可能に。
■新提案の背景
太陽光や風力、水力、地熱などの自然エネルギーで生み出された再生可能エネルギーの拡大とそれによるエネルギー自給率を高めるとともに、CO2排出量の大幅削減を目指し、電力会社が一定期間一定価格で買い取ることを義務づける「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が7月からスタートした。この制度では10kW以上のPVによる発電電力の買取価格が2012年度は1kWhあたり42円(40円+税)、また買取方法も「20年間全量買取」が利用できるようになり、PVを大容量化することで売電収入の増額が期待できる。このような新制度の登場が『BIGソーラー』提案の第一の背景となる。
二番目の背景は賃貸住宅市場において空室率が高まっており、それ故、差別化を打ち出す必要があること。大容量PVで発電される電力を入居者の住戸に配分することも可能。入居者は光熱費削減メリットを享受でき、満足度は高く、長期入居につながるケースが多くなる。全量買取の場合でも、オーナーが大容量PVからの売電収入を共益費削減など入居者メリットに置き換えることで、結果的にオーナーの長期安定経営を支えることが可能となる。


ニュースリンク先
http://www.sekisuiheim.com/info/press/20120723.html