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アトラクターズ・ラボ『第23回マンション購入に対する意識調査実施』


不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ株式会社(東京都千代田区)は、マンション購入検討者の定例意識調査を行った。

供給者側の分譲価格・初月契約率・在庫数は公表されているものがあるため、同社は購入検討者の心理を四半期単位で時系列比較している。(第1回は2008年4月、今回で23回目)

■調査結果
約7割が1年後にマンション価格変化が上がると予想している。上がるとの予測は2013年1月調査以降、高水準を維持している。価格上昇理由には、消費税増税分の価格転嫁や、オリンピック決定による土地、資材の高騰を挙げている。

マンション購入意欲の結果を前回と比較すると「増した」が割合は減少し、「変わらない」が増加している。ただしこれは、前回は「増した」が過去最高水準だったことを考慮すると、その状態を維持している人が増えたためと考えられる。「減った」割合が前回と同程度という点からも、購入意欲は高い状態が続いていると推察できる。

また「マンションの折り込みチラシが昔より気になる」や「見学したいマンションが増えた」率が2013年1月調査以降、ゆるやかに上昇していることからも、マンション購入に前向きな姿が伺える。

一方で、買い時DIは前回から微減した。買い時との回答は前回と同じく64%だが、買い時ではないとの回答が9%と増加したことが理由である。今後のインフレを予想する人、買いたいと思う物件がある人は今が買い時と判断したが、買い時ではないと回答した人は、既に価格が上昇傾向である点を指摘している。

今後のインフレを見込み、現在価格の手ごろ感を感じている層が積極的に購入検討する反面、価格上昇に順応できない層が出始めていることが確認できた。


ニュースリンク先
http://www.a-lab.co.jp/research/press131101.html