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東京カンテイ『2013年8月度「中古マンション価格天気図」発表』


株式会社東京カンテイは、9月30日、2013年8月度「中古マンション価格天気図」を発表した。これは、全国47都道府県の、ファミリータイプ中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。

【全国の天気概況】
2013年8月は「晴」が前月の4から7地域に拡大したが、「雨」も5から7地域に増加した。「小雨」は12地域で変わらず、「薄日」は13から12地域に、「曇」は13から9地域に減少した。7月に13地域あった「曇」のうち、3地域が「薄日」へ、5地域が「曇」で変わらず、5地域が「小雨」に変わっている。また、7月に4地域あった「晴」はすべて「晴」を維持している。北陸と九州で天候の回復が目立つが、首都圏でも徐々に回復している。前月から天候が改善した地域は13から9に減少、悪化した地域は6から8に増加し、全国的な中古マンション価格は7月と比べ鈍化したが依然回復基調にあるとみられる。

【三大都市圏】
●首都圏
首都圏は、東京都が前月比0.9%上昇し、神奈川県は0.3%上昇、埼玉県は0.6%上昇したが、千葉県は1.4%下落した。首都圏平均では前月比0.9%上昇した。回復基調が鮮明になっている。
●近畿圏
近畿圏は、大阪府が前月比0.2%下落、兵庫県は0.6%下落、京都府は1.3%上昇した。中心府県ではやや弱含んだ。また、滋賀県は0.3%上昇、奈良県は0.2%下落した。近畿圏平均は前月と変わらず横ばいで、価格は3か月連続で1,798万円となっている。
●中部圏
中部圏は、愛知県が前月比0.5%、岐阜県が2.2%ともに上昇、静岡県が0.8%下落、三重県が+0.1%とほぼ横ばい。中部圏平均は0.3%上昇した。

【地方圏】
●北海道
北海道は、前月比4.1%上昇して1,093万円、札幌市は4.6%上昇し1,160万円となった。札幌市では事例が350を超える中央区で9.7%上昇、100事例を超える西区でも0.5%、豊平区は3.2%それぞれ上昇した。
●宮城県
宮城県は、1.4%下落し1,692万円、仙台市も1.6%下落して1,746万円となった。同市では青葉区が0.5%、宮城野区が0.5%、若林区が4.4%、泉区が5.0%下落し平均価格を押し下げた。
●福島県
福島県は、2.5%上昇し1,390万円となった。事例の多い郡山市では6.6%上昇、福島市も3.3%上昇した。
●茨城県
茨城県は、3.5%上昇し1,472万円となった。事例の多い水戸市では3.0%、取手市で6.4%、土浦市でも4.5%それぞれ上昇し、同県の価格を押し上げた。
●鳥取県
鳥取県は、6.6%上昇し1,481万円となった。事例の多い米子市では9.1%上昇、鳥取市でも3.7%上昇した。
●広島県
広島県は、1.1%下落して1,581万円、広島市も0.9%下落して1,625万円となった。事例数が100を超える中区では0.8%上昇したが、東区で0.2%、南区で2.1%、西区でも0.2%下落し、市外でも事例数の多い福山市で0.9%、東広島市で0.8%と下落している。
●山口県
山口県は、3.3%上昇して1,305万円となった。事例の多い下関市で4.9%、山口市でも3.1%上昇したことが影響した。
●高知県
高知県は、1.4%上昇して1,391万円となった。同県では事例のほとんどを占める高知市で1.4%上昇した。
●福岡県
福岡県は、0.2%上昇し1,364万円、福岡市は0.1%上昇して1,603万円となった。概ね横ばいで価格は安定している。中央区は0.3%、博多区は3.1%、南区は3.7%、西区は1.3%、早良区は1.4%それぞれ下落したが、東区で6.2%上昇したことで、福岡市の平均価格が下支えされている。
●宮崎県
宮崎県は、2.4%上昇して1,412万円となった。事例の大半を占める宮崎市では2.3%上昇し、同県の価格を押し上げた。


ニュースリンク先
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/WR201308.pdf