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不動産情報サイト事業者連絡協議会『「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査結果発表』


不動産情報サイト事業者連絡協議会(以下RSC)はこのたび、「不動産情報サイト利用者意識アンケート」調査結果を発表した。

不動産情報サイトの利用実態とその推移を調査するために年1回実施しており、今回は10回目。平成24年3月28日~5月29日の間に、一般消費者向けにインターネット上でアンケート調査を行い、不動産情報サイト(携帯・スマートフォンサイトを含む)での物件検索経験者1,811人(男性43.3%、女性56.7%)の有効回答を得たもの。

■インターネットで検索後、72.5%が問い合わせ。方法は「メール」が最多で63.9%

インターネットでの物件検索後、実際に不動産会社に問い合わせた人は、前年(平成23年)と変わらず72.5%。売買物件検索者では79.2%(前年77.0%)、賃貸物件検索者では66.7%(同65.8%)となった。問い合わせた不動産会社数※1は、平均3.1社で、前年の平均3.4社から0.3社の減少。売買物件検索者では平均3.5社(同3.7社)で、賃貸物件検索者では平均2.7社(同2.9社)と3社を下回った。
問い合わせ方法を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「メール」で63.9%(同71.5%)を占めており、次いで「電話」が53.5%(同49.2%)となった。賃貸物件検索者では「メール」が前年の71.5%から60.1%に減少する一方、「電話」が45.5%から57.2%に増加して差を縮めており、RSCでは「問い合わせ~契約にかかった期間の短縮が影響か」と見ている。
また、物件検索の際に何を使って調べたかを聞いたところ、全体では「検索にPCを利用した人が、年代を問わず9割を超え最も多かった」という。なお、「スマートフォン」の割合を年代別に見ると、20代以下(443人)では26.6%、30代(798人)では16.5%、40代(398人)では5.8%、50代以上(172人)では1.2%と、20代以下で特に多い結果となった。
※1:問い合わせ社数が20社超の回答はベースから除いて集計

■不動産会社への問い合わせ後、8割近くが実際に訪問。うち3分の2が契約に至る

問い合わせ後、実際に不動産会社を訪問した人の割合※2は、前年の74.8%から増加して79.7%と、8割に迫った。売買物件検索者では78.6%(同78.1%)とわずかな増加にとどまったが、賃貸物件検索者では80.7%(同69.0%)と、11.7ポイントの大幅な増加となった。訪問社数※3は平均2.5社(同2.8社)。売買物件検索者では平均2.8社(同3.0社)、賃貸物件検索者では平均2.3社(同2.3社)だった。
不動産会社を訪問後、物件の契約をした人は67.9%(同59.4%)で、3分の2を超えた。売買物件検索者では60.1%(同56.7%)、賃貸物件検索者では75.7%(同64.7%)だった。賃貸物件検索者では、特に「問い合わせをした不動産会社でネットで探した物件を契約した」人が39.1%(同32.9%)と、「伸びが大きい」。インターネットでの物件検索後、契約に至った人の割合は、売買物件検索者で37.4%、賃貸物件検索者で40.8%となった。
不動産会社に問い合わせをしてから契約までにかかった期間を見ると、最も多いのは「1週間~1ヶ月未満」で44.3%(同36.6%)を占めた。売買物件検索者では「1ヶ月~3ヶ月」(37.6%、前年46.5%)、賃貸物件検索者では全体と同様に「1週間~1ヶ月未満」(同53.7%、54.6%)が最多。賃貸物件検索者では、「1週間未満」が前年の14.8%から7.9ポイント増加の22.7%となり、「期間の短縮化が目立つ」結果となった。
※2:「訪問していない」という回答以外の合計
※3:訪問社数が20社超の回答はベースから除いて集計


ニュースリンク先
http://www.rsc-web.jp/pre/img/121019.pdf