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オールアバウト『「衣食住のトレンド・リバイバル」調査を実施』


株式会社オールアバウト(本社:東京都渋谷区)が運営するマーケティング・チャネル「生活トレンド研究所」は、第11弾のレポートとして、ファッションやグルメ、住宅の専門家4名を研究員ガイドに迎え、「日本の文化」に関するアンケート調査を実施した。

調査期間は2013年10月17日(木)~2013年10月19日(土)、1都3県在住の20~59歳男女計899名から有効回答を得た。そのなかで住宅アンケートの結果をもとに、「ハウスメーカー選び」ガイドの田中直輝氏は解説・考察を行った。

■アンケート結果
「和室」回帰!家を建てる際に取り入れたいこととして2割が回答。また、住宅について、これから家を建てる際に取り入れたいことについて聞いたところ、2割が「和室」や「縁側」と回答。さらにこれから家を建てる際に重視したいことについては、「耐震性がある」(35.6%)、「周辺環境、立地が良い」(34.7%)のほかに「通風と採光の具合など居心地の良い間取り」(29.3%)が挙げられていた。

■「ハウスメーカー選び」ガイド・田中直輝氏の解説
「人が住まいに対して『居心地が良い』と感じる大きな要素の一つは、『外とのつながりを感じられる』ことだといいます。それは私たち日本人が古来からそうした住環境(縁側、障子、タタミなどがある住まい)で暮らし、『文化』として受け継いできたためだと思われます。設問『これから住宅を建てる際に取り入れたいもの』で、『和室、もしくは和の雰囲気が感じられる空間』と『縁側のような外とのつながりが感じられる空間』という回答が上位に位置したのは、私たちのそうした感性が表れたからだと考えられます。

また、設問「これから住宅を建てる際に重視したいこと」で、『通風と採光の具合など居心地が良い間取り」が30%近くを占めていることも同様です。『緑など外とのつながりが感じられる住宅』と合わせると、40%を超える高い回答率になります。非常に興味深いことは『通風・採光~』が『費用が安い』より上位だったこと。これがこれから実際に住宅を建てようとする人たちへの調査だったら、回答率がどのように変化するか、面白いところだと思います。

『居心地が良い住まい』というのは、実は家族が集いやすく、そのためエネルギー消費が少ない住宅ともいえます。もしかしたら、そうした点も微妙に感じ取って、今回のような調査結果になったのかもしれません。いずれにせよこれらの調査からは、消費者の意外に真面目な住まい観と、日本伝統の住宅文化への深い愛着が感じられると思います」。


ニュースリンク先
http://www.atpress.ne.jp/view/40226