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三菱地所『~災害時のすみやかな建物診断・復旧対応~ゼネコン・設備工事会社と協力体制』構築


三菱地所株式会社は、地震等の大規模災害時における対応強化を目的に、ゼネコン各社、設備工事各社と、建物診断や復旧工事における迅速な対応につき協力体制を構築した。

三菱グループは、丸の内エリアをはじめ多数の大型ビルを保有、運営管理している。そのため、日常的に建物保守等の営繕工事が発生し、数多くのゼネコン、設備工事会社が三菱地所のビルに拠点となる事務所を構えている。

今回の取組みは、三菱地所グループの強みを活かし、かつ日頃築いた協力関係に基づき、災害時の迅速な建物診断・復旧体制を構築するものだ。

具体的には、各社のBCP活動に支障のない範囲で、
●建物危険度判定(建物外装、火災等の恐れのある場所及び重要設備に点検)への協力
●建物安全確保のための応急修繕への協力
●建物設備損傷度点検への協力
●災害復旧計画の立案への協力
●応急対応用資材の提供
について、ゼネコン、設備工事会社合計22社と協働して、災害時に対応する。
災害発生時、先ず必要になるのは、建物の安全性の確認となる。慌てて建物外に出ることはかえって二次被害発生のリスクがあるが、建物内に留まる判断をするためには、前提として建物が安全であることを技術的な見地を含め、速やかに確認する必要がある。

また、大規模災害時にはエレベーター等の一部設備が、安全確保上、一時的に停止するが、ほとんどの建物が同様な状態になるため、専門知識を持った設備メンテナンススタッフの確保が復旧スピードを大きく左右する。
三菱地所は、グループ内に株式会社三菱地所設計を持ち、専門的な技術スタッフを抱える強みに加え、今回、ゼネコン各社、設備工事会社各社との協力体制を構築することで、災害時の初動対応と復旧をスピードアップし、安心・安全をさらに強化する。


ニュースリンク先
http://www.mec.co.jp/j/news/pdf/mec120828_1.pdf