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長谷工総合研究所『2012年上半期首都圏・近畿圏分譲マンション市場動向』分析結果発表


株式会社長谷工総合研究所は、「2012年上半期首都圏・近畿圏分譲マンション市場動向」の分析結果を発表した。

【2012年上半期市場の総括】
●首都圏における2012年上半期の新規供給戸数は前年同期比14.0%増の2万746戸と2年ぶりに2万戸を上回った。
●近畿圏における2012年上半期の新規供給戸数は前年同期比11.1%増の1万334戸2年ぶりに1万戸を上回った。
●首都圏、近畿圏共に、注目の大規模物件の供給が始まったこともあって、回復基調に転じ、新規供給戸数は前年同期を上回っている。

【首都圏における大規模物件の供給動向】
●首都圏における大規模物件の地域別供給状況をみると、近年、20階建以上の超高層の大規模物件の供給増もあって、都内23区の割合が高まり、2008年~2010年には大規模物件による供給戸数の40%程度を占めていた。
●都内23区で供給が減少したものの、都内23区以外の地域で増加した。
●販売状況も回復基調に転じ、2012年上半期の総戸数規模別の初月販売率をみると、総戸数200~400戸未満では77.1%、総戸数400戸以上では86.3%となった。また、2012年上半期に第1期発売開始となった物件だけの初月販売率をみると、総戸数200~400戸未満では83.6%、総戸数400戸以上では85.5%と共に80%を上回っており、販売は好調に推移している。

【近畿圏における大規模物件の供給動向】
●近畿圏における大規模物件の地域別供給状況をみると、大阪市と北摂が供給の中心で、大阪市で20~40%程度、北摂で20%台を占めている。
●総戸数規模別の初月販売率をみると、2012年上半期では総戸数200~400戸未満では76.9%、総戸数400戸以上で72.4%と70%台に回復した。また、2012年上半期に第1期発売開始となった物件だけの初月販売率をみると、総戸数200~400戸未満では89.0%、供給戸数が122戸と少ないものの総戸数400戸以上では85.2%と80%を上回る好調な売れ行きとなっている。

【まとめ】
●2012年上半期に首都圏、近畿圏共に大規模物件の供給は回復基調にあり、販売も大規模物件でも小分け供給物件が増加するなど販売手法には変化もみられるものの、全般的に好調に推移している。2012年下半期も大規模物件の供給増が見込まれることから、その販売状況が注目される。


ニュースリンク先
http://www.haseko.co.jp/hc/information/upload_files/20120824_01.pdf