住環境研究所「同居・二世帯の住まいづくりと暮らし満足度」調査発表
積水化学工業(株)の調査研究機関である(株)住環境研究所はこのたび、「同居・二世帯の住まいづくりと暮らし満足度」についての調査結果を発表した。平成16~22年に建築した注文住宅(一戸建て)に住む全国(沖縄県を除く)の同居・二世帯家族を対象として、平成24年1月にインターネット調査を行い、1,025件の有効回答を得たもの。
■住まい計画時の「同居家族との交流」「世帯の独立性」両方の考慮が、満足度を高める
現在の同居の暮らしについては、概ね満足している人が86%(「満足」14%、「まあ満足」49%、「まあ満足に近い」23%)を占めた。
「満足」(14%)と回答した144世帯のうち、住まいの計画時に「同居する親、親世帯、子世帯との交流」について「非常に重視した」と答えたのは26%だったのに対し、不満回答層(「不満」(3%)、「やや不満」(4%)、「やや不満に近い」(7%)と回答した144世帯)では6%と少なかった。同様に、「同居する親、親世帯、子世帯との間における自分達世帯の独立性」についても、「満足」と回答した世帯では「非常に重視した」と答えたのが28%だったのに対し、不満回答層は14%となっている。このことから、同研究所では、満足度を高めるポイントは、住まいの計画時に「『同居家族との交流』『世帯の独立性』の両方を考えておくこと」と指摘している。
■交流は「家族全員が揃う食事」、独立性は「空間・設備の世帯専用化」「光熱費の分担」がカギ
住まいの計画時に「同居する親、親世帯、子世帯との交流」について「非常に重視」「重視」したと回答した439世帯に、「同居家族との交流」のために住まいで実施・工夫したことを複数回答で聞いたところ、最も多かったのは、「家族全員が揃って食事ができる場所を作った」(62%)だった。次いで、「家族それぞれが思い思いのことをしながらも一緒に過ごせるリビング・居間を作った」(38%)、「一緒に炊事、料理ができるようにキッチンを広くとった」(34%)の順となっている。
「世帯の独立性」については、同研究所は「カギは『空間や設備の世帯専用化』『光熱費の分担』」と指摘。「世帯ごとに専用で持った方が良いと思う空間・設備」は、トイレ、洗面台、キッチン・ミニキッチン、冷蔵庫などだったが、これらの世帯専用化が実現できている世帯ほど、暮らし満足度が高いという。また、食費や光熱費の負担についても、「満足」と回答した世帯では、世帯ごとに分担している割合が高かった。分担はせず、自分達世帯だけで負担する場合には、「『住まいの省エネ満足度』が高いほど『食費、光熱費の負担満足度』が高くなる」ため、同研究所では、「同居する親が高齢などで光熱費の分担をしない、できない場合には住まいの省エネ性能を高めておくと暮らし「満足度」の向上につながることが考えられる」と見ている。
ニュースリンク先
http://www.sekisuiheim.com/info/press/20120531.html
























