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タス『賃貸住宅市場レポート「首都圏版2013年3月」&「関西圏・中京圏版2013年3月」発表』


株式会社タスは、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年3月」および「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版2013年3月」を発表した。

首都圏版では「2012年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図」、「東京23区の空室率に悪化の兆し」および「2013年1月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載している。

また関西圏・中京圏版では「愛知県の間取り別築年分布」および「2013年1月期の関西圏・中京圏賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載している。これらの分析はアットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて行われている。

■首都圏版の概要
(1)2012年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図
東京23区では、江東区、荒川区が「やや良い」→「やや悪い」に、北区が「やや悪い」→「悪い」となった。また、千葉県が「やや悪い」→「悪い」となった。トレンドが上昇を示す地域が第3四半期の4地域から第4四半期は2地域と減少した一方で、下降を示す地域が第3四半期の10地域から第4四半期は11地域と増加しており、減速感が強まっている。
12月に政権が交代し、アベノミクス効果で景気の底打ち感が出てきているが、賃貸住宅市場に効果が波及するまでには時間を要する。一方で、消費税増税、相続税増税前の駆け込み需要による新規賃貸住宅供給量増加は、供給過剰状態を悪化させ、更なる市況悪化を招く不安がある。当面は市況の変化に注意が必要だ。
(2)東京23区の空室率に悪化の兆し
東京都の貸家着工数は、リーマンショック以降は月当たり4,000戸前後で推移していたが、2012年以降は、微増傾向。2013年1月時点で月当たり貸家着工数は4,556戸となっており、ここ1年で10%強の増加となっている。今後も、アベノミクス効果による景気の回復、相続税、消費税の増税前の駆け込み需要等、貸家着工数を増加させる要因が多いため、当面、着工数は増加傾向で推移するものと思われる。
一方で、東京23区の世帯数の増加スピードは落ちつつある。3月の人口の大量流入の状況にもよるが、現状の世帯数増加幅の減速と、着工数の増加が継続すれば、需給ギャップが拡大するため、空室率TVIの悪化が懸念される。賃貸住宅市場の健全性を維持するためには、業界にもストックの総量を増やさない配慮が不可欠と思われる。
(3)2013年1月期1都3県賃貸住宅指標
埼玉県のマンション系(S造、RC造、SRC造)の空室率TVIの回復傾向が鮮明になってきた。一方で、アパート系(木造、軽量鉄骨造)の空室率TVIは、引き続き高い水準で推移している。逆に、東京市部はアパート系の空室率TVIが回復傾向にあるが、マンション系の空室率TVIは悪化傾向にある。結果として両地域とも、空室率TVIは高い水準で推移している。

■関西圏・中京圏版の概要
(1)愛知県の間取り別築年分布
首都圏や関西圏に比較して賃料水準の低い愛知県では、面積の大きい物件の供給が一定量確保されている。間取りとしては、1990年代までは2DKや3DK、3LDKが多く供給されていたが、2000年以降は1LDKと2LDKに供給の中心が移っている。このため、愛知県の賃貸住宅の間取り別築年分布に示すように、これらの間取りは、ほとんどが築20年以上の築古物件となっている。
(2)2013年1月期 関西圏・中京圏賃貸住宅指標
今回から、中京圏として、愛知県と静岡県の情報を追加した。愛知県は、マンション系(S造、RC造、SRC造)の空室率TVIは13ポイント前後、アパート系(木造、軽量鉄骨造)の空室率TVIは33ポイント前後で微増傾向にある。静岡県はマンション系の空室率TVIが19ポイント前後、アパート系の空室率TVIは38ポイント前後で、高い水準で微増傾向となっている。

■「賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol39_residential20130328.html

■「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版2013年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol11_resikansai20130328.html


ニュースリンク先
http://www.atpress.ne.jp/view/34421

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