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ナイス『復興応援型住宅が「LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅」の最高ランクを取得』


ナイス株式会社は、宮城県仙台市太白区で建築した新築一戸建住宅において、一般財団法人建築環境・省エネルギー機構(以下、IBEC)が行う「LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅」の最高ランクである「☆☆☆☆☆」の認定を2月7日に取得した。

「LCCM住宅」とは、低炭素社会の実現に向けた住宅分野による施策の一環として、国土交通省が研究・導入を進めているもので、住宅の建設から居住・廃棄に至るまでの一生涯のCO2排出量率を従来の50%以下まで抑えられる住宅が「☆☆☆☆」、0%以下を実現できる住宅が「☆☆☆☆☆」に認定される。家庭で使う電気やガスの一次エネルギーを、家庭の太陽光発電システムなどでつくる「ZEH(ゼロ・エネルギーハウス)の一歩先をいく「未来基準(2030年)」を超越した住宅と言える。

今回「LCCM住宅☆☆☆☆☆」認定を取得した住宅は、国が定める「長期優良住宅」の基準となる住宅性能表示制度の耐震等級、省エネルギー対策等級、維持管理対策等級、劣化対策等級のそれぞれについて、最も高いレベルを基本性能とする復興応援型住宅「フェニーチェホーム」がベースとなる。

「フェニーチェホーム」とは2011年にナイスが開発した復興応援型住宅で、山間部を除く青森県、岩手県、秋田県などの寒冷地が該当する断熱地域区分II地域における次世代省エネルギー基準を満たしており、室内環境の快適性に加え、冷暖房のエネルギー消費を大幅に低減するなど、高い基本性能を有する住宅だ。その結果、以下の工夫を加えるだけで「☆☆☆☆☆」認定を取得することができた。

【フェニーチェホームの基本性能に加えた工夫】
●太陽光発電システム(10キロワット)
●自然冷媒ヒートポンプ給湯機(エコキュート)
●LED照明
●高効率エアコン
●太陽光発電量の表示ができるインターホン
●リサイクル材によるレンガチップのエクステリア
なお、今回は平屋建ての「フェニーチェホーム」に最大天井高2,430mmの小屋裏(ロフト)を確保した新シリーズ『メザニン』をベースとしている。


ニュースリンク先
http://www.nice.co.jp/release/pdf/2012/0306.pdf

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