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東京カンテイ『2013年1月度「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」』発表


株式会社東京カンテイ市場調査部は、2月14日、2013年1月度『三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移』を発表した。

■1月の分譲マンション賃料 三大都市圏・都府県
2013年1月の首都圏・分譲マンション賃料は、前月比-0.3%の2,533円/平米と大幅上昇した2012年12月から僅かに下落した。都県別で見ると、平均築年数はいずれも前年と概ね同じで、東京都では横ばいの2,978円/平米、神奈川県では-0.6%の2,060円/平米となった。

埼玉県では+1.3%の1,626円/平米と引き続き上昇し、2012年下半期以降はやや強含みで推移している。一方、千葉県では-0.2%の1,482円/平米で2011年下半期以降下落トレンドが継続している。

近畿圏は主要エリアが揃って上昇したため、前月比+1.2%の1,767円/平米と3ヵ月連続で上昇した。大阪府(+0.8%、1,876円/平米)や兵庫県(+0.9%、1,666円/平米)では平均築年数が前月と概ね同じでありながら強含みとなっており、賃料トレンドは昨年末以降上昇基調へ移行しつつある。

中部圏は前月比+3.9%の1,573円/平米、愛知県では+4.1%の1,598円/平米と平均築年数がそれぞれ2年程度若返ったことで大幅上昇となった。これは名古屋駅周辺でワンルームタイプの築浅物件から大量に事例が発生したことに起因しており、一過性のものと考えられる。

■1月の分譲マンション賃料 三大都市圏・主要都市
首都圏主要都市の分譲マンション賃料は、東京23区で前月比+0.1%の3,075円/平米、横浜市でも-0.1%の2,193円/平米と前月から小幅な変動に留まっている。さいたま市では+1.7%の1,805円/平米と前月に引き続き上昇した。また千葉市では+0.8%の1,461円/平米と上昇したが2011年下半期以降続く下落トレンドを脱するには至っていない。

近畿圏では、大阪市で前月比+0.1%の2,064円/平米と小幅な上昇に留まった。一方、神戸市では平均築年数がやや若返ったことで+1.1%の1,790円/平米と前月に引き続き上昇した。

名古屋市では前月比+3.7%の1,691円/平米と大幅上昇し、2009年6月に割り込んだ1,700円/平米に迫っている。緩やかな下落基調で推移していた賃料相場の底打ち感が表れていたところに築浅事例の増加で平均築年数が21.8年→19.6年と若返ったことが重なり、賃料水準が大幅に上昇する結果となった。中でも、名古屋市西区では2012年竣工のワンルームタイプの物件から大量の賃料事例が発生したことで+31.4%も上昇しており、名古屋市平均をはじめ愛知県や中部圏の賃料水準に影響を与えている。

■「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」について
●集計方法:賃料データは、東京カンテイのデータベースに登録された分譲マンションの“月額募集賃料”を行政区単位に集計・算出し、平米単価に換算して表記。
●集計対象:ファミリータイプのみ(専有面積30平米未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外)
●集計地域および直近3ヵ月の流通事例数
首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県):38,688件
近畿圏(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県):19,854件
中部圏(愛知県、岐阜県、三重県):2,559件


ニュースリンク先
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/T201301.pdf

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