NEC『スウェーデンの大学や電力会社とHEMSの実証実験』開始
日本電気株式会社(NEC)は、スウェーデンのルレオ工科大学と、同国の有力電力会社であるシェレフティオクラフト社と共同で、ホームエネルギー・マネジメントシステム(HEMS)の実証実験を開始した。
本実験は、シェレフティオ市が進めている、センススマートシティプロジェクト(※1)の実証実験の一つで、2013年5月まで(5ヶ月間)行う。本実験の目的は「各家庭における消費電力量の可視化による効果測定と、個人のエネルギー節約行動の促進・維持方法についての検討」だ。
※1センススマートシティプロジェクトは、ルレオ工科大学(LTU)内のDistance-Spanning技術センター(CDT)によって実行されているスウェーデンのプロジェクト。
NECは、本実験において、各家庭に、HEMSデータ等のセンサー情報を収集する高機能ゲートウェイや、収集した情報の見える化を行うウェブアプリケーションおよび、HEMS画面を参照するための端末としてAndroid(TM)搭載タブレット「Cloud Communicator LT-B」(※2)を提供している。これらにより、特にアプリケーションでは、環境行動に対するユーザごとの意識や動機といった個人特性にあった表示を実現している。
※2 「LT-B」は、国内向けタブレット端末「LifeTouch(R) B」相当の海外向けモデル。「LifeTouch」は、日本国内におけるNECの登録商標。
また、ルレオ工科大学は、実験サーバおよび全家庭のデータを分析するシステムを提供している。シェレフティオクラフト社は、インターネット回線、および個人データベースに蓄積されている参加家庭の総合消費電力量の情報を提供している。
実証実験の参加者は、これらの機器などを用いて、各家電の消費電力量のほか、各家庭の総合消費電力量を見ることができる。また、他ユーザの消費電力の削減量も見える化されるため、エネルギーの節約を参加者間で競争することもできる。さらに、これらのデータを元に、エネルギー節約のためのアドバイスを受けることもできる。
今後、NEC、シェレフティオの地方自治体およびシェレフティオクラフト社は共同で、本実証実験による、「システムによる情報提供がユーザの節約行動に与える効果」をもとに、スマートシティの構築に向けた今後のビジネス展開と商用化について検討していく考えだ。
























