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三井不動産など『柏の葉スマートシティの「ICTスマートタウン」先行モデル実現へのプロジェクト』受託


柏市は、総務省が進める「ICTスマートタウン」の実現に向けた「ICT街づくり推進事業」に9者のコンソーシアム※で共同提案し、委託先候補として決定した。
※9者のコンソーシアム

イーソリューションズ株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、三井不動産株式会社、柏市、株式会社メディシンク、エーイーエムシージャパン株式会社、株式会社国際情報ネット、ストリートメディア株式会社、ユーシーテクノロジ株式会社
柏の葉キャンパスを中心とする柏市全域は、地域活性化総合特区、環境未来都市のダブル指定都市であり、公民学連携による自律した都市経営により、環境・エネルギー問題に対する「スマートシティ」、超高齢化社会に対する「健康長寿都市」、日本経済再生を担う「新産業創造都市」という3つの課題解決モデルの実現を目指している。

本事業において、ICTプラットフォームや、様々なビッグデータの利活用基盤の構築を行うことで、3つの課題解決モデル実現に向けた取組を加速させ、住民目線での便益最大化を目指す。

【プロジェクトの目的】
本プロジェクトでは、3つの課題解決モデル実現に向けた推進基盤の構築を目指す。具体的には、個人・行政・民間情報を共通ID(ucode)により統合化するICTプラットフォームの構築を目指す。また、上記プラットフォームと連携する健康データ見える化サービス等を通じて、住民の自発的な健康管理を促し、健康増進と疾病予防で病気にならないライフスタイルの普及を目指す。これらは、超高齢化が進む日本の課題(医療・社会保障費、医療資源不足等)の解決に寄与すると期待され、本プロジェクトを通じて、健康長寿都市の全国展開モデルの構築を目指している。

【プロジェクトの内容(本年度予定)】
千葉県柏市の柏の葉キャンパス駅周辺(通称:柏の葉スマートシティ)において、住民便益につながるICT利活用の仕組みを構築し、様々なサービスをモニター参加者に対して実証提供する。具体的な取組は大きく以下3つを予定している。
●取組(1)エネルギー・個人健康データの統合見える化システムの構築
既存の住宅内の電気・ガス・水道エネルギーの見える化システムに加えて、個人の健康データ見える化システムを新たに構築する。新システムを活用して、個人の日常的な健康データを分析、見える化し、行政とも連携した健康プログラム等をサービスとして提供し、自発的な健康増進・疾病予防への取組を促進する。
●取組(2)人・モノ・情報・サービスへのID付与、共通ID(ucode)に基づく様々なデータ基盤の連携
モニター参加者に対して、エネルギー、健康データの見える化とSNSによるコミュニケーションプラットフォームを提供する。個人に付与された共通ID(ucode)により、シングル・サインオンで各種情報を閲覧可能な住民便益の高いポータルを構築する。
●取組(3)デジタルサイネージ等を活用した地域防災力の強化
デジタルサイネージ、ucodeタグを利用して、通常時と非常時において、異なる行政・地域情報を発信する仕組みを構築する。通常時は、地域活性化につながる地域イベント等の行政情報、民間広告、ucodeタグを利用した地域情報発信を行う。一方、非常時には、地域防災の強化につながる行政情報、緊急放送、ucodeタグを利用した避難経路情報等を発信する。


ニュースリンク先
http://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2012/1127/

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