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東京ガス『都市生活レポート「浴室・洗面室リフォームの現状とニーズ」』発行


東京ガス株式会社都市生活研究所は、このたび都市生活レポート「浴室・洗面室リフォームの現状とニーズ」を発行した。

都市生活研究所は、1986年に社内シンクタンクとして設立されて以来、生活者の立場から食生活や入浴、家事、室内環境など、エネルギー利用に関わる暮らしのあり方を考え、研究をおこなっている。

今回は、キッチンに次いでリフォーム件数が多い「浴室」に注目し、50代・60代で「現在居住している持家」を対象として行った、リフォームのニーズや実態を明らかにした。また、浴室と同時にリフォームされることの多い洗面室についても対象とした。

【調査結果】
●50代・60代の浴室・洗面室リフォームのきっかけは「傷みや汚れ」を我慢できなくなること
築20年以上の住まいが多く(50代6割以上、60代8割以上)、「傷みや汚れ」を我慢できなくなってリフォームを実施することが理由の上位。同時に、子どもの独立、退職、孫の誕生といったライフステージの変化もリフォームの実施に関係している。

●浴室・洗面室リフォームでは、「不満の解消」が高い満足へと直結する
以前、行ったキッチンリフォーム研究(2011年9月/東京ガス都市生活研究所)では、顕在化している不満や不具合の解消だけでなく、リフォームの際に意識されていなかった「実現したい暮らし」をふまえた提案が、リフォームの価値をより一層高めていた。しかし、浴室・洗面室リフォームでは、キッチンリフォームとは異なり、顕在化している「不満の解消」を実現することが高い満足へと直結することが明らかになった。

●50代・60代は、「安全・便利・清潔」な浴室・洗面室で「ゆったりくつろぐ」ことを求めている
特に60代は「安全性」や「健康面」への意識が高く、安全のための設備(「滑りにくい床材」「手すり」「引き戸」などバリアフリー関連)を採用している。中でも60代女性は「寒さ」や「ヒートショック」を防ぐ暖房設備を希望している。

●浴室・洗面室リフォームにおいても、女性は男性よりも不満や要望が多く、かつ、具体的である
一般に「キッチンは女性」「浴室は男性」のこだわりが強いと言われることが多いが、実際に浴室への不満や要望が多く、かつ具体的なのは女性であった。
女性は「清掃性」「デザイン」「収納(洗面室)」、男性は「広さ」「大きさ」を望んでいる。
特に、50代女性は「清掃性」の改善を強く望み、「色やデザイン」に対する意識も高い。

●50代・60代がリフォームで「不満の解消」を満たされた後には、+αである「テレビや音楽の視聴」「運動」についてのニーズが具体化されると考えられる


ニュースリンク先
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20121012-01.html