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三井不動産グループ『2012年度グッドデザイン賞において4部門5プロジェクト受賞』


三井不動産グループ(三井不動産株式会社・三井不動産レジデンシャル株式会社)は、下記5プロジェクトが、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2012年度グッドデザイン賞」を受賞した。なお、今般の受賞により、三井不動産グループは13年連続の受賞となる。

【受賞プロジェクト一覧】
●『スマートフローリングプロジェクト(自社グループ国内保有林活用による社会貢献)』
●『ファインコート目黒~元競馬南泉公園~』東京都目黒区
●『ファインコートひばりヶ丘ハナノキの街』東京都東久留米市
●『カーシェアリング用電気自動車から住宅への給電システム(V2H)』
●『集合住宅の防災デザイン「複層防災プログラム」』

【各プロジェクト概要】
●『スマートフローリングプロジェクト(自社グループ国内保有林活用による社会貢献)』
三井不動産グループの環境への取り組みの一環であり、SGEC森林認証を受けた自社グループ保有林の国産針葉樹をフローリング材に活用した社会貢献プロジェクト。この材の利用により、木材の使用部位が限定的な都市部のRC造建築物(マンション等)などで国産材の大量かつ長期的な活用が可能に。自社グループが提供する分譲マンション・賃貸マンションや戸建住宅で展開し、国土保全や林業の活性化といった国家課題や、CO2排出量削減等の環境課題への貢献を目指している。

●『ファインコート目黒~元競馬南泉公園~』東京都目黒区
目黒競馬場跡地、約6000平米を超える49邸の都市型戸建住宅街の中心となる提供公園を開発。地域住民が深い愛着をもつ“目黒競馬場”という記憶を、公園の名称やデザインモチーフに取り入れることでこの地の歴史を未来へ継承。コンセプトの異なる3つの広場を公園内に設置することで、地域の様々な世代の方が集うコミュニケーションの場として地域コミュニティの一体化に寄与する付加価値を創造し、戸建開発にともなう提供公園の計画を通して地域に貢献することを目指した。

●『ファインコートひばりヶ丘ハナノキの街』東京都東久留米市
防災設備を設置した公園を中心とする全35戸の都市型戸建住宅街開発。「家族のつながり」「入居者同士のつながり」「本住宅街と地域のつながり」という『3つのつながり』をテーマに計画した。家族の触れ合いを促進する住戸プラン、入居者同士が気軽に触れ合える広場のようなオープンスペース、災害時には地域に貢献する「かまどベンチ」や「トイレスツール」等の防災設備を設置した公園などが、テーマの実現に寄与している。

●『カーシェアリング用電気自動車から住宅への給電システム(V2H)』
マンション専用のカーシェアリング車両に電気自動車を用い、電気自動車から住宅への給電設備(Vehicle to Home)と組み合わせたシステム。災害などによる停電時に集会室などのマンション共用部分に電力を給電することで共助活動を円滑にする。電気自動車のカーシェアリングによる環境負荷低減に加えて、停電に備えた非常用発電機、太陽光発電設備、蓄電池と並び電源の複層化に寄与する新たな付加価値を創造している。

●『集合住宅の防災デザイン「複層防災プログラム」』
災害時の「もしも」を時系列で想定し複層的に備えるプログラム。4つの防災デザイン「建物で守る」「ライフラインを保つ」「共助活動を円滑にする」「防災意識を高める」を設定し、それぞれ備えるだけではなく、「建設時→入居後→災害発生→避難→被災生活→長期化」という時系列でその時々に起こりうる「もしも」を想定し、複層的に対処方法を策定。防災ディレクターのNPO法人プラス・アーツの知見を盛り込み、防災イベントなどのソフトコンテンツにも注力している。
三井不動産グループは、今後も「都市に豊かさと潤いを」というグループステートメントのもと、各プロジェクトへの取り組みを通じて、魅力ある街づくりや住まいづくりを行い、社会の発展と豊かな暮らしの実現を目指していく。


ニュースリンク先
http://www.mfr.co.jp/news/2012/pdf/1001_01.pdf