LIXIL住生活財団『大学生が設計した次世代サステナブル住宅2棟』研究施設「メム メドウズ」に竣工
公益財団法人LIXIL住生活財団は、大学生が設計した次世代サステナブル住宅2棟(「町まとう家」:早稲田大学設計、「BARN HOUSE」:慶應義塾大学設計)が、環境技術研究施設「メム メドウズ」(北海道広尾郡大樹町)に竣工したことを発表した。
今回建設された2棟は、LIXIL住生活財団が主催した2つの大学生を対象とした建築コンペにおいて最優秀賞を獲得した作品だ。また副賞として、設計した住宅を実際に「メム メドウズ」内に建設する特典があり、今回の竣工を迎えた。
■「町まとう家」/設計:早稲田大学
1つ目の「町まとう家」(設計:早稲田大学)は、2011年10月28日に、震災復興支援の一環と、「メム メドウズ」開設に合わせて北海道大樹町で開催された「学生のための住宅デザインコンペ」で最優秀賞を獲得した作品だ。“震災を経験した後に我々はどのような家を作れるのでしょうか ~震災後の新しい時代にふさわしい新しい家”をテーマに、学生によって設計された住宅で、応募総数77作品の中から選ばれた作品である。
■「BARN HOUSE」/設計:慶應義塾大学
もう一方の「BARN HOUSE」(設計:慶應義塾大学)は、2012年4月27日に、次世代のサステナブル住宅の技術を模索・検証し、地球社会にその技術を発信することを目的に初めて開催され、9カ国・12大学が参加した「国際大学建築コンペ」で最優秀賞を獲得した作品だ。北海道大樹町での建設が条件であり、この地の特長でもある牧場、中でも“馬との共生”をテーマに設計された住宅である。
今後2つの住宅は、竣工後も自ら設計した独創的な“次世代サステナブル住宅”の実証を続け、その効果検証を続けていく。LIXIL住生活財団も地元自治体(北海道大樹町)と共に継続的に支援し、またその実証結果の情報発信も行っていく。
ニュースリンク先
http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2012/070_company_1119_01.html